📅 【2026年10月12日〜16日】週間経済指標カレンダー

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先週は「米長期金利が24年ぶりの高水準」という衝撃的な動きがありました。

火曜に植田日銀総裁が講演で「経済・物価情勢に応じて政策金利を引き上げる方針」を改めて表明。しかし10月利上げへの具体的な言及はなく、市場の反応は限定的でした。

水曜夜に公開されたFOMC議事要旨では「参加者の大半が年内の追加利上げが適切との見方」「インフレ率が低下しない場合は利上げが必要になる可能性が高い」という内容が確認されました。10月は据え置き(確率約80%)でほぼ確定しましたが、12月利上げの確率は約70%まで高止まりしています。

この議事要旨を受けて米10年国債利回りが一時**5.3645%**という約24年ぶりの高水準を記録。ドル円は158.36円まで上昇しましたが、日米首脳会談での円安牽制発言への警戒感もあり、週末は157円台半ばで落ち着きました。

また高市首相率いる現政権が「リフレ政策の終焉」を明確にしており、ベッセント財務長官の「胴元」「リフレをやめろ」発言以来続いてきた「脱リフレ」の方向性が日本の政策として公式に定着しつつあります。これが日銀の追加利上げをバックアップする構造として機能しており、来週10月31日の会合での利上げ観測も下げ止まらない状況です。

今週は月曜が日米加3か国同時休場でスタート。水曜の米9月CPIが最大の焦点で、インフレが再加速すれば12月利上げがほぼ確定し、ドル円は160円台を再び視野に入れる展開もあり得ます。


🗓 10/12(月)

🇯🇵🇺🇸🇨🇦 日本・米国・カナダ 休場

三か国同時休場で今週最も薄い一日。中東情勢やIMF世界経済見通しのヘッドラインで急に動くリスクがある薄い板の中での相場になります。ポジションは慎重に。


🗓 10/13(火)

08:50 🇯🇵 日本 9月国内企業物価指数(前年比、予想 +7.6% 前回 +7.6%)
09:30 🇦🇺 RBA 金融政策会合議事要旨
15:00 🇩🇪 独 9月CPI改定値(前年比、予想 +3.3%)
23:00 🇺🇸 米 9月中古住宅販売件数

日本の企業物価は+7.6%予想と前回と同水準の高止まり。先週の6月分(+7.6%)も高水準だったことから、原油高の企業コストへの波及が続いていることが確認されます。日銀の利上げ根拠として機能する材料として注目。


🗓 10/14(水)

10:30 🇨🇳 中国 9月CPI・PPI
21:30 🇺🇸 米 9月CPI(前年比、予想 +3.6% 前回 +3.4%)
21:30 🇺🇸 米 9月コアCPI(前年比、予想 +2.5% 前回 +2.4%)

今週最大のイベント、米9月CPI。

前年比+3.6%予想と前回+3.4%からの加速が見込まれています。前月比は+0.6%予想(前回+0.4%)と大幅加速の見通しで、サウジアラビアのパイプライン閉鎖で急騰した原油価格の影響がエネルギー項目に直撃した格好です。

結果の解釈次第で相場が大きく動きます。

強い場合(+3.6%以上・コア上振れ)→ 12月利上げ確定→ドル買い→ドル円159〜160円方向。米10年債利回りがさらに上昇するシナリオ。

予想通りの場合→ 12月利上げ織り込み済みとして反応薄め。157〜158円台でのレンジ継続。

弱い場合(+3.4%以下・コア鈍化)→ 利上げ観測後退→ドル売り・円高→155円台への急落シナリオ。


🗓 10/15(木)

08:50 🇯🇵 日本 8月機械受注(前月比、予想 +2.6% 前回 −3.7%)
15:00 🇬🇧 英 8月月次GDP(前月比、予想 −0.1% 前回 +0.4%)
21:30 🇺🇸 米 9月小売売上高(前月比、予想 +0.3% 前回 +1.2%)
21:30 🇺🇸 米 9月PPI(前年比、予想 +5.3% 前回 +5.4%)
21:30 🇺🇸 米 10月フィラデルフィア連銀製造業指数(予想 26.4 前回 37.8)

CPI翌日の木曜は小売売上高とPPIの日。

小売売上高は前回+1.2%からの大幅鈍化予想(+0.3%)で、高金利による消費への圧力が数字に出てきているかを確認します。NFPが弱く消費も鈍化なら「スタグフレーションに近づいている」というリスク認識が強まります。

PPIは前回から若干の鈍化予想で、CPIとの方向性が合うかも注目。


🗓 10/16(金)

12:30 🇺🇸 ウォーシュFRB議長 発言
15:30 🇯🇵 植田和男 日銀総裁 発言(内田副総裁代読)
18:00 🇪🇺 ユーロ圏 9月HICP改定値(前年比、予想 +3.8%)
22:15 🇺🇸 米 9月鉱工業生産(前月比、予想 +0.4%)

週末金曜にウォーシュ議長と植田総裁(代読)が同日発言という異例の展開。

CPI結果を受けた上での2人の発言となるだけに、相場への影響は大きくなります。ウォーシュ議長がCPI強化を踏まえて「12月利上げを示唆」すれば一段のドル高。植田総裁(代読)が10月31日の会合への言及を示せば円高材料となります。

なお今回の植田発言は入院や体調不良ではなく、信用組合大会への「あいさつ文」を内田副総裁が代読するという形式です。内容としては金融政策本体への踏み込みより少ない可能性がありますが、市場は注意深く見ています。


■ 筆者のまとめ

米10年国債利回りが5.36%という24年ぶりの高水準をつけた先週——これが何を意味するかというと、「市場はFRBの金融引き締めがまだ続く」と本気で信じているということです。

NFPが+2.9万人という弱い数字でも米金利が上昇するというのは、FOMC議事要旨でのタカ派スタンスとインフレへの警戒感が、雇用の弱さよりも強く市場に意識されているからです。

今週のCPIが+3.6%以上に加速すれば、「FRBは12月に確実に利上げ、場合によっては1月も」という話になり、米長期金利は5.5%方向へ。ドル円は再び160円台を射程に入れるシナリオです。

今週のポイントは3つ。

  • CPIが+3.6%以上に加速して12月利上げが確定的になるか
  • 小売売上高が鈍化して「スタグフレーション」リスクが高まるか
  • ウォーシュ・植田の同日発言が相場にどのように作用するか

水曜夜のCPIが今週の全てを決めるといっても過言ではありません。発表前後はボラが非常に高くなります。ロットは最小限に。


参考リンク

外為どっとコム|来週の為替相場見通し 10/12〜10/16
→ https://www.gaitame.com/media/entry/2026/10/11/070000

ザイFX!|10/12〜の週 為替相場注目材料スケジュールと焦点
→ https://zai.diamond.jp/articles/-/497082

FXインジケーター開発研究所|米長期金利5.36%到達 来週10/14米9月CPI決戦
→ https://note.com/bold_slug7075/n/n550c69c90342

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この記事を書いた人

現在、保護猫2匹と都内で暮らしています。
18歳で美容業界に就職して社会に出た後、5年ほど日本を離れ海外で生活。
会社員を辞め日本を離れ、より「お金と自由」の関係に強い関心と責任を持つようになりました。
2020年のコロナショックをきっかけに、株・為替・仮想通貨、そして地政学や経済の学びを本格的にスタート。
そんな私が、このブログでは今までの経験を活かし投資や経済の知識を、日々の生活や将来設計に役立てられるよう発信しています。
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