📅 【2026年7月27日〜31日】週間経済指標カレンダー

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先週は1986年11月以来、約40年ぶりの円安水準を記録しました。

フーシ派が紅海上でサウジアラビアの石油タンカーを攻撃したとの報道を受けて原油供給懸念が高まり、WTI原油先物が約1カ月半ぶりに1バレル93ドル台まで急騰。有事のドル買いが加速してドル円は一時163.99円まで上昇し、1986年11月以来の高値を更新しました。

ホルムズ海峡に加えて紅海・バブ・エル・マンデブ海峡まで封鎖リスクが広がったことで、「二重の海峡リスク」が意識された格好です。

一方で先週金曜の日本6月CPI(全国)は前年比+1.7%、生鮮除くコアは+1.6%とともに市場予想に一致。前月(+1.5%、+1.4%)からの加速が確認されました。同日、米財務省が日本を引き続き通貨政策の「監視対象」に指定し「複数年にわたる円安は円の大幅な過小評価につながっている」と異例の強い表現で指摘。片山財務相も「必要に応じていつでも適切対応、断固たる措置を果断に行う」と述べており、163.99円という水準でドル円が止まった背景には介入への警戒感が強く働いたとみられます。

ECBは市場予想通り2.40%での据え置きを決定。ユーロドルはドル買い圧力に押されて1.1364ドルまで下落しました。

そして今週。FOMC(水曜)と日銀会合(金曜)という、今年最大のダブルビッグウィークが到来します。164円手前という歴史的な円安水準でこの二大イベントを迎えることになり、どちらの結果次第でも相場が大きく動くシナリオが複数存在します。


🗓 7/27(月)

08:50 🇯🇵 日本 6月企業向けサービス価格指数(前年比、予想 +3.4% 前回 +3.3%)
17:00 🇩🇪 独 7月IFO企業景況感(予想 86.0 前回 85.6)
21:30 🇺🇸 米 6月耐久財受注(前月比、予想 +1.8% 前回 −4.5%)

週初は落ち着いた指標が並びますが、FOMC前の最後の材料として耐久財受注に注目。前回の大幅マイナス(−4.5%)からの回復予想で、結果次第でFOMC前の地合いが決まります。独IFO景況感の改善予想もユーロの動きに影響。


🗓 7/28(火)

FOMC(1日目)
23:00 🇺🇸 米 7月消費者信頼感(予想 92.3 前回 91.2)

FOMCが始まる1日目。消費者信頼感は前回からわずかな改善予想で、米個人消費の底堅さを確認する材料に。ただしFOMCを翌日に控えた様子見ムードで、指標への反応は限定的になりそうです。


🗓 7/29(水)

10:30 🇦🇺 豪 2Q CPI(前期比、予想 +0.7% 前回 +1.4%)
27:00 🇺🇸 FOMC 政策金利発表(予想 据え置き 3.50〜3.75%)
27:30 🇺🇸 ウォーシュFRB議長 定例記者会見

今週最大のイベント、FOMC。

政策金利の据え置きが濃厚とみられているものの、直近のインフレ指標の鈍化を受けて早期利上げ観測は後退しながらも、市場における9月の利上げ期待は依然として根強い。声明文やウォーシュFRB議長の記者会見で利上げへの意欲が示されるかが最大の焦点となり、タカ派的な姿勢が確認されればドルを一段と押し上げる要因となる。

見るべきポイントは3つ。「9月利上げの可能性を示唆するか」「インフレ鈍化をどう評価するか」「中東リスクと原油高への言及があるか」。ウォーシュ議長がタカ派発言をすれば164円突破のシナリオ、ハト派トーンなら158〜160円への急落もあり得ます。


🗓 7/30(木)

日銀 金融政策決定会合(1日目)
17:00 🇩🇪 独 2Q GDP速報値(前期比、予想 0.0% 前回 +0.3%)
18:00 🇪🇺 ユーロ圏 2Q GDP速報値(前期比、予想 +0.2% 前回 −0.2%)
20:00 🇬🇧 BOE 政策金利(予想 3.75% 前回 3.75%)
21:30 🇺🇸 米 6月PCE(前年比、予想 +3.6% 前回 +4.1%)
21:30 🇺🇸 米 2Q GDP速報値(前期比年率、予想 +2.3% 前回 +2.1%)
21:30 🇺🇸 米 新規失業保険申請件数(予想 20.5万件 前回 18.7万件)

水曜FOMC翌日に、さらに重要指標が集中する一日。

PCEは前年比+3.6%予想と前回+4.1%から大幅鈍化見通し。6月は原油が下落していたためエネルギー要因で数字が落ちやすい月です。鈍化が確認されれば「FRBの利上げ急ぎは不要」という安心感でドル売り・円高方向に。一方でGDPが+2.3%に改善予想なら「景気は強い」として材料の綱引きになります。

BOEは据え置き予想ですが、年内2回の利上げ見通しが出ており声明文のトーンに注目です。欧州GDPはドイツが0.0%のゼロ成長予想で弱さが継続。


🗓 7/31(金)

–:– 🇯🇵 日銀 政策金利発表(予想 据え置き 1.00%)
–:– 🇯🇵 日銀展望レポート
08:30 🇯🇵 日本 7月東京都区部CPI(生鮮除く、予想 +1.7% 前回 +1.6%)
15:30 🇯🇵 植田和男 日銀総裁 定例記者会見
18:00 🇪🇺 ユーロ圏 7月HICP速報値(前年比、予想 +2.9%)
19:00 🇯🇵 外国為替平衡操作の実施状況(介入実績)公表

今週の最終クライマックス、日銀会合。

政策金利は1.00%での据え置きが大方の予想です。6月に1%へ利上げしたばかりで、次の動きは早くとも10月が有力視されています。

最大の注目は15:30からの植田総裁会見。163.99円という40年ぶりの円安水準を前にして、総裁がどのような円安への見解を示すかが市場の最大の関心事です。「円安は経済にとって好ましくない」「必要であれば対応する」という踏み込んだ発言が出れば円高が走るシナリオ。逆に慎重な姿勢にとどまれば円売りが加速するリスクも。

同日19時に6月分の介入実績公表もあります。6月は介入ゼロでしたが、発表される数字が改めて確認されることで市場の弾薬残量計算が更新されます。


■ 筆者のまとめ

163.88円——。1986年11月以来、約40年ぶりの高値に到達した先週の相場。日銀が6月に1%に利上げしても、円安は止まらないという現実が突きつけられています。

今週はFOMCと日銀会合という2026年最大のダブルビッグウィーク。どちらの結果次第でも、ドル円は5円以上動く可能性があります。

今週のポイントは3つ。

  • ウォーシュ議長が9月利上げを示唆してドルが164円を突破するか
  • PCE鈍化でFRBの利上げ観測が後退し円高に転じるか
  • 植田会見で円安牽制発言が出て163円台から急落するか

どの組み合わせになるかによって来週以降の相場の方向性が大きく変わります。ロットは必ず控えめに、方向が出てから乗るスタンスで。今週は無理に先読みするより「出たものに乗る」が正解だと思います。

トレーダーruka

結局、世界の金融市場はアメリカ主体で動いています。
日銀がいくら利上げをアピールしても、FRBが同時に利上げすれば金利差は縮まらない。この構造が変わるには、日銀のサプライズか、FRBの利下げ転換かのどちらかが必要です。
ただ今回は、ウォーシュ新議長という読めない変数がある。
そして7月末は月足の確定タイミング。
月足の締まり方で8月以降の方向感が変わります。
一緒に見届けましょう。


参考リンク

外為どっとコム|ドル円163.88円 40年ぶり高値 介入警戒で164円手前で止まる
https://www.gaitame.com/media/entry/2026/07/24/080010

外為どっとコム|7/27週の展望 FOMC・日銀会合でドル高円安が加速するか
https://www.gaitame.com/media/entry/2026/07/24/181505

外為どっとコム|来週のFX週間イベント 7/27〜8/2
https://www.gaitame.com/media/entry/2026/07/25/060600

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この記事を書いた人

現在、保護猫2匹と都内で暮らしています。
18歳で美容業界に就職して社会に出た後、5年ほど日本を離れ海外で生活。
会社員を辞め日本を離れ、より「お金と自由」の関係に強い関心と責任を持つようになりました。
2020年のコロナショックをきっかけに、株・為替・仮想通貨、そして地政学や経済の学びを本格的にスタート。
そんな私が、このブログでは今までの経験を活かし投資や経済の知識を、日々の生活や将来設計に役立てられるよう発信しています。
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