📅 【2026年7月20日〜24日】週間経済指標カレンダー

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先週は「方向感のない相場」という言葉がぴったりの一週間でした。

週初は片山財務相のGPIF運用方針を巡る発言をきっかけに一時161円台前半まで下落する場面がありましたが、米・イラン間での攻撃再開による原油高を受けて有事のドル買いが優勢となり、週半ばにかけて162.4円台に到達しました。

火曜の米6月CPIは予想(+3.8%)を下回る**+3.5%**という鈍化結果で、発表直後にドル円は一時161.601円まで急落しました。しかし下げは続かず、ウォーシュFRB議長が下院での議会証言で「インフレの高止まりを容認しない」と述べるなど、タカ派的な姿勢を示したことがドルを下支えし、162円台前半まで戻す展開に。15日の米6月PPIもそろって市場予想を下回ったことでFRBの早期利上げ観測が後退したものの、中東情勢の緊迫化に伴う原油価格の高止まりがドルの下支え要因となり、週末にかけては162.5円台まで反発しました。

イラン情勢は一段と悪化しています。米国がイラン国内の複数のインフラへの攻撃を開始。トランプ大統領は、イランが交渉に復帰しない限り来週にも発電所を攻撃すると警告しており、イラン側は攻撃があった場合に紅海封鎖の準備をするよう指示しているとのことです。WTI原油は84ドル台まで上昇しており、エネルギー価格の高止まりが続いています。

今週は翌週にFOMC(29日)・日銀会合(31日)という最大のビッグウィークを控えており、そのための地ならしとなる指標が並んでいます。特に金曜の日本6月CPIと木曜のECB政策金利が今週の二大注目点です。


🗓 7/20(月)

🇯🇵 日本 休場(海の日)

21:30 🇨🇦 加 6月CPI(前年比、予想 +2.9% 前回 +3.2%)
23:00 🇺🇸 米 6月景気先行指標総合指数(前月比、予想 −0.1% 前回 +0.1%)

日本休場でやや流動性が薄い週明け。カナダCPIは前回+3.2%から+2.9%への鈍化予想で、達成されれば利下げ観測が強まりカナダドル安の可能性も。米景気先行指数はマイナス予想で、来週FOMCを前に米景気の減速感を確認する材料として意識されます。


🗓 7/21(火)

07:45 🇳🇿 NZ 2Q CPI(前年比、予想 +4.0% 前回 +3.1%)
15:00 🇬🇧 英 5月失業率(ILO方式、予想 4.9%)
18:00 🇩🇪 独 7月ZEW景況感(予想 16.0 前回 10.5)

朝のNZ CPIに注目。前年比+4.0%予想と前回+3.1%から大幅加速の見通しで、先週のRBNZ利上げ(2.50%)の判断を裏付ける内容になりそうです。達成なら追加利上げ観測が高まりNZドル買い。独ZEW景況感は改善予想で、イラン停戦の崩壊にもかかわらず欧州の期待感が上向いているかを確認する材料に。


🗓 7/22(水)

08:50 🇯🇵 日本 6月貿易収支(予想 −1,199億円 前回 −3,786億円)
15:00 🇬🇧 英 6月CPI(前年比、予想 +2.7% 前回 +2.8%)
15:00 🇬🇧 英 6月コアCPI(前年比、予想 +2.5% 前回 +2.6%)

日本の6月貿易収支は赤字幅が大幅に縮小する予想。ただし依然として赤字が続いており、原油高による輸入コスト増という構造的な円安圧力が確認される内容になりそうです。英CPIは前年比+2.7%予想と鈍化傾向が続いており、BOEの追加利下げ観測を支える材料に。来週のBOE会合(8月7日)への思惑でポンドが動く可能性があります。


🗓 7/23(木)

10:30 🇦🇺 豪 6月新規雇用者数(予想 +1.50万人 前回 +4.03万人)
21:15 🇪🇺 ECB 政策金利(予想 2.40% 前回 2.40%)
21:45 🇪🇺 ラガルドECB総裁 定例記者会見
21:30 🇺🇸 米 新規失業保険申請件数(予想 21.1万件)
22:00 🇿🇦 南ア準備銀行 政策金利(予想 7.25% 前回 7.00%)

今週最大のイベント、ECB。

2.40%での据え置きが予想されています。前回(6月)に利上げしたばかりであり、今回は据え置きが基本シナリオ。ただしユーロ圏HICPが+3.0%に高止まりしている中で、ラガルド総裁が会見でさらなる利上げの可能性を示唆するかどうかが最大の注目点です。タカ派的なトーンならユーロ買い、慎重な姿勢ならユーロ売り材料になります。来週のFOMCに向けてFRBとECBのスタンス比較がユーロドルの方向性を決める週でもあります。


🗓 7/24(金)

08:30 🇯🇵 日本 6月全国CPI(前年比、予想 +1.7% 前回 +1.5%)
08:30 🇯🇵 日本 6月全国CPI(生鮮除く、予想 +1.6% 前回 +1.4%)
15:00 🇬🇧 英 6月小売売上高(前月比、予想 −0.1% 前回 +1.2%)
22:45 🇺🇸 米 7月製造業PMI速報値(予想 54.5 前回 53.9)
22:45 🇺🇸 米 7月サービスPMI速報値(予想 51.5 前回 51.2)
23:00 🇺🇸 米 6月新築住宅販売件数(予想 60.0万件 前回 58.0万件)

今週最重要、金曜の日本CPI。

来週7月31日の日銀金融政策決定会合を前に、追加利上げの判断材料として最も重要な物価データが出ます。全国CPIが前年比+1.7%(前回+1.5%)への加速予想で、生鮮除くコアも+1.6%(前回+1.4%)への上昇が見込まれています。

予想通りかそれ以上の結果が出れば「日銀は7月31日に追加利上げを検討できる水準」として市場は読み、円高方向への動きが加速します。現在ドル円が162円台半ばで推移している中でのCPI発表なので、強い数字が出れば介入警戒と日銀利上げ観測の二重圧力で大幅な円高となるシナリオも。

夜の米PMI速報値は製造業・サービス業ともに改善予想で、来週FOOMCに向けた「米経済の底堅さ」を確認する材料として注目です。


■ 筆者のまとめ

先週は「CPI鈍化でドル売り→でもイラン原油高とウォーシュタカ派でドル買い戻し」という展開で、161〜162.7円という狭いレンジの中で往来する一週間でした。

来週のFOMC(29日)・日銀会合(31日)という今年最大級のダブルイベントを控えており、今週はその前哨戦という位置づけです。方向感が出にくい週ですが、金曜の日本CPIだけは別格。ここが強ければ来週の日銀利上げを市場が先取りして円が大きく動くシナリオがあります。

今週のポイントは3つ。

  • 金曜の日本CPIが+1.7%以上に加速して日銀7月31日利上げ観測が固まるか
  • 木曜のECBでラガルドが追加利上げを示唆してユーロ買いが走るか
  • イランの発電所攻撃が実行されて原油が90ドル台に乗せるか

来週のビッグウィークに向けてポジションは軽めに。今週は方向が出たら素直に乗る、出なければ見る週だと思います。


参考リンク

外為どっとコム|来週のドル円相場はどうなる?7/20週のイベント予定
https://www.gaitame.com/media/entry/2026/07/19/060400

ザイFX!|7月20日〜の週の為替相場の注目材料スケジュールと焦点
https://zai.diamond.jp/articles/-/492440

外為どっとコム|ドル円・来週の見通し 163円の壁・FOMC・日銀前の攻防
https://www.gaitame.com/media/entry/2026/07/17/181346

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この記事を書いた人

現在、保護猫2匹と都内で暮らしています。
18歳で美容業界に就職して社会に出た後、5年ほど日本を離れ海外で生活。
会社員を辞め日本を離れ、より「お金と自由」の関係に強い関心と責任を持つようになりました。
2020年のコロナショックをきっかけに、株・為替・仮想通貨、そして地政学や経済の学びを本格的にスタート。
そんな私が、このブログでは今までの経験を活かし投資や経済の知識を、日々の生活や将来設計に役立てられるよう発信しています。
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