📅 【2026年6月1日〜5日】週間経済指標カレンダー

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先週は木曜のPCEと金曜の介入実績公表という、2つの大きなイベントが連続しました。

5月28日発表の4月PCEは前年比+3.8%と市場予想に一致。発表直後のドル円は約10pips下落し、ドル売り優勢の反応となりましたが下値は堅く、相場は大きく動きませんでした。 Forex

金曜19時には財務省が外国為替平衡操作の実施状況を公表。 過去最大の介入額が公表されましたが、市場は静観。ドル円は159円台での取引が継続しました。 「弾薬が潤沢にある」と市場が判断したのか、あるいは「介入では流れを変えられない」という諦め感なのか。 いずれにせよ、介入という切り札を使っても円安の構造は変わっていないという現実が突きつけられた週末となりました。 Fxtec

週初は原油高を背景に米長期金利が急騰してドル買いが進み、159円台に乗せる場面もありましたが、政府・日銀による円買い介入への警戒感が上値を抑えました。 イランへの米軍攻撃が今週も継続しており、原油高が収まる気配はありません。 Sumitomo Mitsui DS Asset Management

今週は金曜のNFP水曜の植田日銀総裁発言という二大イベントが控えています。 「ドルと円のどちらが先に動くか」という相場が続きそうです。

トレーダーruka

金曜に、財務省が外国為替平衡操作の実施状況を公表されました。
4月28日〜5月27日の介入総額は11兆7,349億円と、月次ベースで過去最大の額になります。
為替介入については次の記事で深掘りたいと思います。


🗓 6/1(月)

🇳🇿🇸🇬 NZ・シンガポール 休場

08:50 🇯🇵 日本 1Q 法人企業統計・設備投資(前年比、予想 +4.0% 前回 +6.5%)
10:45 🇨🇳 中国 5月製造業PMI(予想 51.3 前回 52.2)
17:00 🇪🇺 ユーロ圏 5月製造業PMI改定値(予想 51.4)
23:00 🇺🇸 米 5月ISM製造業景況指数(予想 53.1 前回 52.7)

月初最初の日。ISM製造業は前回52.7からさらなる改善予想で、米景況感の底堅さが確認できれば週全体のドル支持材料に。

中国の製造業PMIは前回52.2から51.3への低下予想で、中東情勢を受けた生産コスト増の影響が出始めているかを確認する内容になりそうです。 豪ドルや人民元の動きも要チェックです。


🗓 6/2(火)

18:00 🇪🇺 ユーロ圏 5月HICP速報値(前年比、予想 +3.2% 前回 +3.0%)
18:00 🇪🇺 ユーロ圏 5月コアHICP速報値(前年比、予想 +2.4% 前回 +2.2%)
23:00 🇺🇸 米 4月JOLTS求人件数(予想 683.3万件 前回 686.6万件)
23:00 🇬🇧 ベイリーBOE総裁 発言

今週前半の注目はユーロ圏のインフレ指標。

HICP速報値が前年比+3.2%予想(前回+3.0%)とさらなる加速見通しで、原油高の波及が欧州でも鮮明になってきています。 コアも+2.2%→+2.4%への加速予想で、ECBが追加利下げに動きにくくなる材料として意識されます。 予想通りまたは上振れならユーロ買いが素直な反応になりそうです。

JOLTSは求人件数が若干の減少予想。NFP前の雇用市場の温度感を測る指標として頭に入れておきましょう。


🗓 6/3(水)

10:30 🇦🇺 豪 1Q GDP(前期比、予想 +0.5% 前回 +0.8%)
17:30 🇯🇵 植田和男 日銀総裁 発言
18:00 🇪🇺 ユーロ圏 4月PPI(前年比、予想 +4.8% 前回 +2.1%)
21:15 🇺🇸 ADP雇用統計(予想 11.6万人 前回 10.9万人)
23:00 🇺🇸 米 ISM非製造業景況指数(予想 53.7 前回 53.6)
27:00 🇺🇸 米地区連銀経済報告(ベージュブック)

17:30に植田日銀総裁が発言します。 三井住友DSアセットマネジメントは「日銀は政策金利の引き上げを2026年6月に行う」との見通しを示しており、市場でも6月利上げ観測が徐々に高まりつつあります。 植田総裁の発言が利上げを示唆するトーンであれば、ドル円は一気に円高方向に動く可能性があります。 National Land Use Policy

ユーロ圏PPIは前年比+4.8%(前回+2.1%)という急加速予想で、原油高の企業コストへの波及が鮮明に。 こちらも欧州インフレ再燃の確認材料として重要です。

夜のADPは11.6万人予想で前回からの改善を見込んでいます。 金曜NFPの先行指標として、ここが大きく外れるようなら週末の警戒感が一段と高まります。


🗓 6/4(木)

17:00 🇪🇺 ラガルドECB総裁 発言
21:30 🇺🇸 米 新規失業保険申請件数(予想 21.3万件 前回 21.5万件)
24:40 🇬🇧 ベイリーBOE総裁 発言

指標は落ち着いた一日ですが、ラガルド・ベイリー両総裁の発言が相次ぎます。 ユーロ圏HICPが上振れした翌日のラガルド発言では、追加利下げへの慎重姿勢が改めて示される可能性。 ポンドはベイリー発言をきっかけに動くシナリオも。

失業保険申請件数は前回から若干の改善予想で、ここが崩れなければ金曜NFPへの期待は保たれます。


🗓 6/5(金)

08:30 🇯🇵 日本 4月現金給与総額(前年比、予想 +3.1% 前回 +2.7%)
08:50 🇯🇵 日本 5月外貨準備高
18:00 🇪🇺 ユーロ圏 1Q GDP確定値(前期比、予想 +0.1%)
21:30 🇺🇸 NFP 非農業部門雇用者数(予想 9.2万人 前回 11.5万人)
21:30 🇺🇸 米 5月失業率(予想 4.3% 前回 4.3%)
21:30 🇺🇸 米 平均時給(前年比、予想 +3.4% 前回 +3.6%)
21:30 🇨🇦 加 5月雇用者数(予想 +1.00万人 前回 −1.77万人)

NFPは前回11.5万人から今回9.2万人への大幅鈍化が予想されており、2か月連続の低水準となれば「米雇用市場の本格的な冷え込み」として市場はFRBの利下げ観測を一気に強める可能性があります。

ただし平均時給が前年比+3.4%(前回+3.6%)に鈍化予想なのは、インフレ圧力の緩和を示す材料としてドル売り+リスクオンという動きにつながりやすい。

「雇用9万人台+賃金鈍化」が揃えばドル円が一気に155円台を試すシナリオも視野に。 一方で植田発言後の円高圧力に加えてのNFP発表となるため、円が二重に強くなるシナリオは今週十分あり得ます。

朝の日本現金給与総額は前年比+3.1%予想(前回+2.7%から加速)で、日銀6月利上げの根拠をさらに固める材料になる可能性があります。


トレーダーruka

今週の筆者のまとめ

先週の介入実績公表で過去最大規模の実弾が確認されたにも関わらず、ドル円が159円台を維持し続けたことで、「介入で流れを変えることには限界がある」という市場の空気がより強くなっています。

ただし今週は、それを変えうる材料が2つあります。 水曜の植田発言で6月利上げへの明確なサインが出るか、金曜NFPで米雇用の鈍化が数字で示されるか。 どちらかが揃えば155円台への急落もあり得る週です。

今週のポイントは3つ。

  • 植田総裁が6月利上げを示唆するか
  • NFPが9万人を下回ってFRBの利下げ観測を強めるか
  • 米軍のイラン攻撃継続で原油高が加速してインフレ圧力が続くか

ドル円159円台は今週も介入警戒の水準。 方向感が出るとしたら水曜夕方か金曜夜です。 それ以外は無理にポジションを取らず、じっくり待つ週でいいと思います。


参考リンク

Reuters|中東情勢と原油供給リスク
https://www.reuters.com/markets/commodities/

Bloomberg|ドル円・米国債利回り
https://www.bloomberg.com/markets/currencies

財務省|外国為替平衡操作の実施状況
https://www.mof.go.jp/policy/international_policy/gaitame_kawase/gaitame/intervention/


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この記事を書いた人

現在、保護猫2匹と都内で暮らしています。
18歳で美容業界に就職して社会に出た後、5年ほど日本を離れ海外で生活。
会社員を辞め日本を離れ、より「お金と自由」の関係に強い関心と責任を持つようになりました。
2020年のコロナショックをきっかけに、株・為替・仮想通貨、そして地政学や経済の学びを本格的にスタート。
そんな私が、このブログでは今までの経験を活かし投資や経済の知識を、日々の生活や将来設計に役立てられるよう発信しています。
これからの時代、情報や選択肢があふれる中で、資産形成の第一歩を踏み出すためのヒントを届けたいと考えています。
多くの方が安心して未来を描けるよう、金融リテラシー向上の一助となるブログを目指しています。

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