【2025年最新】金価格が史上初の2万円超え!NISAでゴールド投資は可能?上昇の理由と投資戦略

金価格ついに2万円突破  なぜ今ゴールドが買われているのか|理由と投資戦略

本日、田中貴金属工業の店頭小売価格が1gあたり2万円を突破し、国内で史上最高値を記録しました。


世界的にもドル建てで3,800ドル台と史上最高値を更新しており、日本の円安と相まって、金の価値がかつてないほど注目されています。


この記事では、今回のニュースを背景に「なぜゴールドが買われているのか」「NISAでの扱い」「投資戦略」を整理していきます。


目次

背景要因:なぜ今ゴールドが買われているのか

ゴールドが最高値を更新した背景には、いくつかの要因が複合的に作用しています。

  • FRBの利下げ期待
    米FOMCは0.25%の利下げを実施。市場は今後さらに2〜3回の利下げを織り込み済みです。
    利下げ=ドル安圧力=ゴールド高につながります。
  • ドルの弱含み
    基軸通貨ドルの信認低下や、米債務拡大への不安からドル売りが進行。安全資産としてゴールド需要が強まっています。
  • 地政学リスクの高まり
    世界各地のデモ、戦争リスク、自制核問題など、不確実性が増していることも投資家心理を刺激しています。
  • 中央銀行による金買い
    中国・インドをはじめとする新興国の中銀が、外貨準備の多様化の一環でゴールドを積極的に購入。需給面でも支えになっています。

ゴールドの未来:通貨を超える価値

  • BRICS諸国は「ドル依存からの脱却」を進め、金を裏付けとした通貨基盤を模索しています。
  • つまり、米ドルを保有するよりも「金を保有しているかどうか」が、国の信用を左右する時代に入ってきているのです。
  • バブル崩壊局面では一時的に金も売られますが、最終的には買い直される。

👉 だからこそ、下落時に仕込むための資金余力を残しておくことが投資家にとって重要です。

トレーダーruka

世界が揺らぐ中で、結局金が安全ということが再確認されていると感じます。ドル以外の資産をいよいよ考える時代かもしれません。


金はどうやって買える?|種類とコスト

現物・純金積立・ETF/投信の違い

手段概要メリット注意点・コスト参考
現物(延べ棒/コイン)実物を保有カウンターパーティ不在、非常時の安心感小売/買取のスプレッド、サイズ別手数料(特に500g未満)、保管・配送の手間。田中貴金属
純金積立(例:楽天証券)少額積立、**一定数量で現物受取(100g~)**可積立で平均購入、オンライン完結受取サイズや手数料・配送料など条件あり。積立はNISA対象外楽天証券
ETF/投信(例:1540 ETF、各ゴールドファンド)金価格に連動する金融商品流動性・透明性、NISA対象あり、現物転換可能なETFも信託報酬など保有コスト、為替ヘッジなしなら為替影響も受ける日本取引所

税務・個別の手数料は商品/業者で異なります。売買前に必ず各社の「手数料表・規約」を確認してください。


NISAで金は買えるの?

結論からいうと、NISAで直接「純金(現物)」を買うことはできません
NISAで投資できるのは、あくまで 上場投資信託(ETF)や投資信託 といった金融商品です。

代表的な投資信託👇

  • 投資信託
    • 三菱UFJ 純金ファンド(ファインゴールド)
    • ゴールド・ファンド(為替ヘッジなし/あり)
  • ETF(上場投資信託)
    • SPDR ゴールドシェア(GLD)
    • iシェアーズ ゴールドETF(為替ヘッジなし)
  • 楽天証券では「ゴールド・ファンド(為替ヘッジなし)」はNISA対象外と明記されているように、証券会社ごとに扱いが異なるため確認が必要です。
  • 投資信託やETFは 信託報酬(コスト)や為替リスクがあるため、現物ゴールドの価格と必ずしも完全一致しないこともあります。
トレーダーruka

つまり「NISAで金に投資する」=金価格に連動する金融商品を通じて投資するという意味になります。


筆者のまとめ

現物のゴールドは 5年以上保有してこそ税制面で有利 になります。

短期の売買だと課税が重く、スプレッドや手数料も負担になるため、私は短期売買には向かないと考えています。

現物や純金積立なども手段の一つですが、保管コストや現物受け取り条件を考えると、私の生活スタイル(引っ越しが多い・安全性を優先)には合いませんでした。

そこで私は SBI証券でSBI・iシェアーズ・ゴールドファンド(為替ヘッジなし)ゴールド投資信託 を一括購入し、下落時に買い増しするというスタイルを選んでいます。投資信託はすぐに売買できる点も大きな魅力です。

これは東証に上場している「iシェアーズ・ゴールドETF(1540)」をベースにした投資信託で、リアルタイム売買ではなく基準価額での取引ですが、為替ヘッジなしのためドル建ての値動きもそのまま反映されます。

すでに世の中はキャッシュレスやデジタル資産の方向に進んでいます。だからこそ「現物を手元で守る」というよりも、扱いやすく安全性の高い金融商品としてゴールドに投資する方が合理的 だと思います。

また、ドルに依存した通貨システムが揺らぐ今、世界各国が金を買い増しているのも現実です。どの国の通貨でもない「金」という資産 は、誰もが共有できる普遍的な価値を持ち、国ごとのリスクに左右されにくい。

その意味で、私自身のポートフォリオでも ゴールドは全体の約10% を占めています。

歴史を見ても、ゴールドは「上がりすぎたら必ず下がる」が、その後には必ず再び買われています。

だからこそ、冷静に「下がったときに買う」、そして長期的に持ち続けることが、資産を守るための現実的な方法だと考えています。



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この記事を書いた人

現在、保護猫2匹と都内で暮らしています。
18歳で美容業界に就職して社会に出た後、5年ほど日本を離れ海外で生活。
会社員を辞め日本を離れ、より「お金と自由」の関係に強い関心と責任を持つようになりました。
2020年のコロナショックをきっかけに、株・為替・仮想通貨、そして地政学や経済の学びを本格的にスタート。
そんな私が、このブログでは今までの経験を活かし投資や経済の知識を、日々の生活や将来設計に役立てられるよう発信しています。
これからの時代、情報や選択肢があふれる中で、資産形成の第一歩を踏み出すためのヒントを届けたいと考えています。
多くの方が安心して未来を描けるよう、金融リテラシー向上の一助となるブログを目指しています。

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