📅 【2026年10月19日〜23日】週間経済指標カレンダー

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先週は「CPIが予想を上振れして10月FOMC利上げ観測が再燃」という展開でした。

水曜夜に発表された米9月CPIは、総合が前年比+3.7%(予想+3.6%を上回り)、前月比は+0.6%と4月以来の最高水準に加速。さらにコアCPIも前月比+0.3%、前年比+2.6%と、それぞれ予想(+0.2%、+2.5%)を上回り6月以来の高水準となりました。ガソリンが前月比+9.1%という急騰が全体を押し上げた格好ですが、エネルギーを除くコアも粘り強い上昇を示しており、「インフレは単なる原油高だけの問題ではない」というメッセージが相場に重くのしかかっています。

CPI発表後、10月FOMCでの2会合連続利上げ観測が強まり、ドル円は158円95銭まで上昇後に158円05銭まで反落し、158円33銭で引けました。 zaikei

金曜のウォーシュFRB議長発言は「インフレに対して必要なことをする」というタカ派スタンスを維持しつつも、10月と12月どちらで動くかについては明言を避けました。植田総裁(内田副総裁代読)の発言では「経済・物価情勢に応じて利上げを続ける方針」を改めて確認しましたが、10月31日への具体的な言及はなく。結果として今週はドル円158円台という小幅な調整で週を終えています。

今週月曜は中国の3Q GDPが発表済みで、前年比+4.5%と予想(+4.4%)を上回り、9月小売売上高も+1.1%と予想(+0.5%)を大幅上回る強い結果となりました。中国経済の底入れ感がリスクセンチメントをやや改善させています。

そして今週最大の焦点は金曜の日本9月全国CPIです。来週10月31日に日銀会合とFOMCが同日開催されるという歴史的なダブルイベントを前に、今週は最後の重要データを確認する週となります。


🗓 10/19(月)

🇭🇰 香港 休場

🇨🇳 中国 3Q GDP:結果 +4.5%(予想 +4.4%を上回る)
🇨🇳 中国 9月小売売上高:結果 +1.1%(予想 +0.5%を大幅上回る)
21:30 🇨🇦 加 9月CPI(前年比、予想 +3.2% 前回 +3.0%)

中国の3Q GDPと9月小売売上高がともに予想を上回る強い結果が出ています。「中国経済は底打ちしつつある」という読みで豪ドルや人民元には支持材料に。カナダCPIは+3.2%予想と前回から加速見通しで、カナダドルの動きに注目です。


🗓 10/20(火)

15:00 🇬🇧 英 8月失業率(ILO方式、予想 4.9% 前回 4.9%)
18:00 🇩🇪 独 10月ZEW景況感(予想 30.0 前回 34.7)
21:30 🇺🇸 米 9月住宅着工件数(予想 130.5万件 前回 127.5万件)

ZEW景況感は前回から低下予想で、ユーロ圏の先行きへの期待が少し萎んでいるかを確認。住宅着工は前回からの若干の改善予想で、高金利の中でも住宅市場が崩れていないかの確認材料として注目します。


🗓 10/21(水)

08:50 🇯🇵 日本 9月貿易収支(予想 −2,094億円 前回 −1兆1,056億円)
15:00 🇬🇧 英 9月CPI(前年比、予想 +3.4% 前回 +3.1%)
15:00 🇬🇧 英 9月コアCPI(前年比、予想 +2.8% 前回 +2.6%)
22:00 🇬🇧 ベイリーBOE総裁 発言
25:00 🇪🇺 ラガルドECB総裁 発言

日本の9月貿易収支は前月の大幅赤字(−1兆1,056億円)から大幅に改善する予想。原油価格の落ち着きと輸出回復が寄与する可能性があり、円相場にはやや支持材料となりえます。

英CPIは+3.4%予想と前回+3.1%から加速見通し。BOEが利上げせずにインフレが再加速するという構図が続けば、ポンドの方向性が難しくなります。ベイリー・ラガルド両総裁の発言はFOMCとECBの今後の動向へのヒントとして注目です。


🗓 10/22(木)

06:45 🇳🇿 NZ 3Q CPI(前年比、予想 +3.8% 前回 +4.1%)
21:30 🇺🇸 米 新規失業保険申請件数(予想 20.0万件 前回 19.9万件)
23:00 🇺🇸 米 9月景気先行指標総合指数(予想 −0.1%)

NZ CPIは前回+4.1%から+3.8%への鈍化予想で、RBNZの利上げペース鈍化への期待が高まるかを確認。鈍化が確認されればNZドル売り材料に。米失業保険申請はサイクル低水準圏での推移が続いており、雇用市場の底堅さが改めて確認されるかに注目です。


🗓 10/23(金)

08:30 🇯🇵 日本 9月全国CPI(前年比、予想 +2.1% 前回 +1.9%)
08:30 🇯🇵 日本 9月全国CPI(生鮮除く、予想 +2.1% 前回 +1.7%)
08:30 🇯🇵 日本 9月全国CPI(生鮮・エネルギー除く、予想 +2.3% 前回 +1.9%)
16:15〜22:45 🌍 欧米PMI速報値(仏・独・ユーロ圏・英・米)

今週最大のイベント、そして来週日銀会合前の最後の重要データ。

全国CPIが総合・生鮮除く・コアコアのいずれも前回から大幅加速する予想です。生鮮除くが+1.7%→+2.1%への急加速は特に注目で、電気・ガス料金の政府補助金縮小が価格押し上げに寄与しているとみられます。

これが予想通りか上振れすれば、来週10月31日の日銀会合での1.25%→1.50%への追加利上げがほぼ確定的となり、ドル円に大きな円高圧力がかかります。逆に下振れすれば「10月は見送り、12月以降に持ち越し」として利上げ観測後退→円安という展開も。

夜の欧米PMI速報値は来週FOMC前の最後の景況感データとして、FRBの判断材料の確認に使われます。米PMI(製造業55.5、サービス58.0)が強ければ10月FOMC利上げ観測がさらに高まる材料に。


■ 筆者のまとめ

先週のCPI上振れで「FRBが10月も利上げするかもしれない」という観測が再燃しています。同時に来週の日銀会合での利上げ観測も高まっており、日米両中銀が同じ週に同時に利上げする可能性が再び意識されています。

今週の金曜日本CPIが+2.1%以上に着地すれば——来週のダブル利上げシナリオが現実味を帯び、為替は大きく動く可能性があります。

今週のポイントは3つ。

  • 金曜CPIが+2.1%以上に加速して日銀10月31日利上げが確定的になるか
  • 米PMI速報が高水準を維持してFRBの利上げ根拠が補強されるか
  • 英CPIが再加速してBOEとECBにも引き締め圧力がかかるか

来週のダブルビッグウィーク(FOMC+日銀)を前に、今週のデータがその方向性を決める重要な1週間です。ポジションは慎重に、金曜朝に向けて備えてください。


参考リンク

OANDA証券|9月米CPI結果 コア前月比+0.3%で予想上回る ドル円158.84円まで上昇
→ https://www.oanda.jp/lab-education/market_news/uscpi-sep-2026-review/

外為どっとコム|来週のドル円相場はどうなる?10/19週のイベント予定
→ https://www.gaitame.com/media/entry/2026/10/18/070000

ザイFX!|10/19〜の週 為替相場注目材料スケジュールと焦点
→ https://zai.diamond.jp/articles/-/497082

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この記事を書いた人

現在、保護猫2匹と都内で暮らしています。
18歳で美容業界に就職して社会に出た後、5年ほど日本を離れ海外で生活。
会社員を辞め日本を離れ、より「お金と自由」の関係に強い関心と責任を持つようになりました。
2020年のコロナショックをきっかけに、株・為替・仮想通貨、そして地政学や経済の学びを本格的にスタート。
そんな私が、このブログでは今までの経験を活かし投資や経済の知識を、日々の生活や将来設計に役立てられるよう発信しています。
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