📅 【2026年7月6日〜10日】週間経済指標カレンダー

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6月30日(火)の介入実績公表。財務省は5月28日〜6月26日の為替介入がゼロだったと発表しました。

4月28日〜5月27日に過去最大となる計11兆7,349億円の円買い介入を実施した後、6月は一切介入しなかったことが公式に確認されました。160円台まで円安が進んでも介入に踏み切らなかったことで、「次はどこで介入が来るか」という市場の読み合いが一段と複雑になっています。

そして今週最大のイベントが木曜の米6月NFP。結果は予想11.3万人に対して実績5.7万人という大幅な下振れで、4月・5月分も合計7.4万人下方修正されました。3カ月平均の増加幅は11.1万人まで低下しており、米雇用市場の冷え込みが数字で確認される形に。ただし失業率は4.3%→4.2%へ低下、平均時給も前年比+3.5%と予想通りで、「雇用は弱いが賃金は粘り強い」というスタグフレーション的な構図が続いています。

NFP発表に前後して、もう一つ市場を揺らしたのが韓国からの報道です。

韓国財政経済省の許장次官が記者会見で、為替安定に向けた日本との連携について「われわれは常に日本やその他の関係国と緊密に連携し、情報を綿密に交換している」と発言。

日韓協調ドル売り介入の可能性が意識されてドル円が162円台を下抜けて下げ足を速め、一時160.63円まで急落しました。日銀が「レートチェック」を実施したとの観測も出ており、三村財務官は「一切コメントは控える」とだけ述べています。

NFP後の売りと日韓協調介入への警戒感が重なって急落したものの、週末のNYクローズは161円40〜50銭まで戻して終了。日米の短期金利差が続くとの見方から円売り・ドル買いが出た形で、構造的な円安は変わっていません。

今週は水曜深夜のFOMC議事要旨とRBNZの利上げが焦点です。弱いNFPを受けてFRBがどれだけ利下げ寄りの議論をしていたか、その温度感が確認される週になりそうです。

トレーダーruka

どちらにも大きく動きそうな為替相場状況です。
日米韓の協調介入の報道は何度もあるので実行されればあっという間に10円以上動くことも予想されます。


🗓 7/6(月)

15:00 🇩🇪 独 5月製造業新規受注(前月比、予想 +1.2% 前回 −3.8%)
18:00 🇪🇺 ユーロ圏 5月PPI(前年比、予想 +5.8% 前回 +4.9%)
18:00 🇪🇺 ユーロ圏 5月小売売上高(前月比、予想 +0.3% 前回 −0.4%)
23:00 🇺🇸 米 6月ISM非製造業景況指数(予想 54.1 前回 54.5)

先週末のNFPショックと介入の余韻が残る週明け。
欧州PPI+5.8%予想(前回+4.9%)は川上インフレの加速を示す数字で、ECBの追加利下げ余地がさらに狭まる材料に。
夜のISM非製造業は前回54.5から微減予想ですが、50を大きく上回る水準が維持されれば米経済の底堅さとして市場はドル支持材料と読みます。


🗓 7/7(火)

08:30 🇯🇵 日本 5月現金給与総額(前年比、予想 +3.4% 前回 +3.5%)
08:50 🇯🇵 日本 6月外貨準備高
21:30 🇺🇸 米 5月貿易収支(予想 −787億ドル 前回 −559億ドル)

火曜の目玉は米貿易収支。
前回−559億ドルからさらに−787億ドルへと赤字が大幅拡大する予想で、輸入超過とドル供給圧力の増大を示す内容になりそうです。
また日本の6月外貨準備高は、先週実施された介入による外準減少がある程度反映されてくる数字。介入の規模感を確認する副次的な材料として注目です。


🗓 7/8(水)

08:50 🇯🇵 日本 5月国際収支・貿易収支(予想 −2,199億円 前回 +3,957億円)
11:00 🇳🇿 RBNZ 政策金利(予想 2.50% 前回 2.25%)
27:00 🇺🇸 FOMC 議事要旨(6月17日開催分)

今週最大のイベントが2つ重なる日。

朝のRBNZは2.25%→2.50%への0.25%利上げが予想されています。
豪州のRBAも高水準を維持しており、太平洋通貨圏でのインフレ圧力が続いていることが改めて示される形に。達成なら素直にNZドル買いの反応になりやすいですが、声明文のトーンで「打ち止め感」が出るかも注目点です。

深夜のFOMC議事要旨は6月17日の会合分で、ウォーシュ新議長体制での初の詳細な政策議論が明らかになります。
先週のNFPが5.7万人という弱い数字だったことを踏まえると、「雇用の冷え込みを受けてFRBが利下げ方向に転じるのでは」という読みが強まる可能性も。議事要旨でタカ派的な議論が多かったと確認されればドル買い、ハト派的なトーンなら円高・リスクオンの流れになりそうです。


🗓 7/9(木)

10:30 🇨🇳 中国 6月CPI(前年比、予想 +1.1% 前回 +1.2%)
10:30 🇨🇳 中国 6月PPI(前年比、予想 +4.2% 前回 +3.9%)
20:30 🇪🇺 ECB 理事会議事要旨
21:30 🇺🇸 米 新規失業保険申請件数(予想 21.8万件 前回 21.5万件)
23:00 🇺🇸 米 6月中古住宅販売件数(予想 420万件 前回 417万件)

中国PPIが前年比+4.2%(前回+3.9%)予想と加速が続いており、原油高の川上波及が鮮明になっています。
ECB議事要旨では先週の利上げ決定(2.40%)にあたっての議論の深度が確認できます。
米失業保険申請は前回から若干増加予想で、NFPの弱さが週次データでも確認されるかに注目です。


🗓 7/10(金)

🇳🇿 NZ 休場

08:50 🇯🇵 日本 6月国内企業物価指数(前年比、予想 +6.8% 前回 +6.3%)
21:30 🇨🇦 加 6月新規雇用者数(予想 +1.00万人 前回 +8.78万人)
21:30 🇨🇦 加 6月失業率(予想 6.6% 前回 6.6%)

朝の日本企業物価は前年比+6.8%予想と高水準が続いており、原油高による輸入コストの上昇が企業の仕入れ段階にも強く波及していることを示します。
日銀の次の利上げ(10月観測が有力)に向けた物価圧力の根拠として積み上がっていく材料です。

カナダ雇用統計は前回+8.78万人からの大幅鈍化が予想されており、NFPと同じ方向感でカナダドルの下落リスクがある一日です。


■ 筆者のまとめ

先週のNFP5.7万人という数字は正直驚きました。しかも4月・5月分が合計7.4万人下方修正されており、「今月だけ弱かった」ではなく「ここ数カ月ずっと弱かった」という二段構えの失速です。3カ月平均も16.4万人→11.1万人まで低下しており、雇用市場の冷え込みは本物だと感じています。

つい先月まで「FRBが年内に利上げ転換するのでは」という観測が出ていたのに、雇用がここまで急失速するとは。インフレは強い、でも雇用が崩れ始めている——FRBにとっても、トレーダーにとっても、答えの出しにくい局面が続いています。

今週のFOMC議事要旨でその綱引きの温度感が見えてくるはず。ポジションは軽めにして、方向が出てから乗るスタンスで臨むつもりです。

今週のポイントは3つ。

  • FOMC議事要旨でFRBが「利下げ転換」を視野に入れ始めているか
  • RBNZ利上げ達成でNZドルが上昇し、太平洋通貨全体が動くか
  • 日韓協調介入への警戒が続く中でドル円が160円台を再度試すか

ポジションを持ち越す際は特に欧米時間の急変動に備えたロット管理を。一緒に生き残りましょう。


参考リンク

外為どっとコム|不意打ち介入への警戒続く ドル円今日の見通し
https://www.gaitame.com/media/entry/2026/07/03/082910

野村証券|米ドル円急落、一時155円台に 追加的な為替介入の可能性と介入効果の持続性が焦点
https://www.nomura.co.jp/wealthstyle/article/0715/

日経新聞|為替介入ニュース・解説まとめ
https://www.nikkei.com/topics/24050200

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この記事を書いた人

現在、保護猫2匹と都内で暮らしています。
18歳で美容業界に就職して社会に出た後、5年ほど日本を離れ海外で生活。
会社員を辞め日本を離れ、より「お金と自由」の関係に強い関心と責任を持つようになりました。
2020年のコロナショックをきっかけに、株・為替・仮想通貨、そして地政学や経済の学びを本格的にスタート。
そんな私が、このブログでは今までの経験を活かし投資や経済の知識を、日々の生活や将来設計に役立てられるよう発信しています。
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