2026年に入って最初の大きな国際ニュースが、南米ベネズエラをめぐるアメリカの動きです。
一見すると「遠い国の政治ニュース」に見えますが、実はこの出来事は
- 為替(ドル円)
- 原油価格
- アメリカ国債
- 世界の資金の流れ
すべてにつながっています。
実際、現在のドル円は157円を超える円安水準。
「なぜ円安が続いているのか?」を考える上でも、今回のニュースはとても分かりやすい材料になります。
この記事では、投資初心者の方でも理解できるように政治の話をできるだけ省き、「お金の動き」に絞って解説していきます。
① 何が起きているのか?
今回のニュースを一言でまとめると、
👉 アメリカが、石油資源を多く持つベネズエラへの関与を強めている
という動きです。
細かい外交や政治の正しさはさておき、経済目線で見ると重要なのは、
「ベネズエラ=原油大国」という点です。
② ベネズエラが関係する経済視点
ベネズエラは、
- 世界有数の原油埋蔵量
- 国の収入の多くが石油輸出
という特徴を持っています。
つまり、ベネズエラが不安定になる
→ 原油供給が不安視される
→ 原油価格が動きやすくなる
という流れが起きやすい国です。
③ 原油の見立て|政治リスクに一番反応する市場
原油市場は、戦争・制裁・対立といったニュースに非常に敏感です。
▶ 今後の原油価格の見立て
- 短期:供給不安から上がりやすい
- 中期:実際に供給が止まらなければ、徐々に落ち着く可能性
トレーダーruka👉 地政学リスク=原油は荒れやすい傾向にあります。
④ アメリカの立ち位置|何を守ろうとしているのか
アメリカの行動を経済視点で見ると、軸は一貫しています。
👉 ドルとエネルギーの主導権を守る
- 世界の基軸通貨はドル
- 原油取引もドル建てが中心
この構造が崩れないように、アメリカは「影響力」を維持し続けたい立場にあります。
⑤ 為替|円安の背景
現在、ドル円は157円を超える円安水準です。
この背景には、
- 世界的な不安定さ
- 安全資産としてのドル需要
- 日本とアメリカの金利差
といった要因があります。



▶ 今後のドル円の見立て
短期:不安定なニュースが続く限り、ドルは買われやすい
中期:アメリカ経済の減速が見えれば、円安一辺倒ではなくなる可能性
⑥ 国債|お金が集まりやすい場所
世界が不安定になると、資金は「安全だと考えられている場所」に集まりやすくなります。
その代表が アメリカ国債 です。
- 株式 → 売られやすい
- 国債 → 買われやすい
この動きは、
- ドルの信頼を下支え
- 金利の急変動を抑える
方向に働きます。



これまで、為替の世界では長く「有事=円高」と言われてきました。
理由はシンプルで、
日本は経常黒字国
海外資産を多く持っている
危機時に資金が国内へ戻る(円が買われる)
という構造があったからです。
しかし、ここ数年その立ち位置は変わってきています。
なぜ今は「有事のドル買い」なのか?
理由は大きく3つです。
- 世界の基軸通貨は依然としてドル
不安な時ほど、決済・取引の中心であるドルに資金が戻ります。 - 円は「低金利通貨」として見られやすくなった
日本の長期的な金融緩和により、
円は以前ほど「安全通貨」と見なされなくなっています。 - 日米の金利差が強く意識されている
今の為替市場では、
安全性よりも「利回り」が重視されやすい環境です。



しかし、ドルも借金が膨れ上がっています。
今後の失業率や雇用率など指標も注視してドルの動向も冷静に判断することが必要です。
📎 参考リンク
- 🇯🇵 ベネズエラ大統領拘束と米国軍事作戦(ロイター日本語)
https://jp.reuters.com/world/us/5WEOERKMKVNKBJ2GEN2DUVQPUY-2026-01-03/ Reuters Japan - 🇬🇧 米国の合法性と国際反応(ロイター)
https://jp.reuters.com/economy/WL45EGRAANPENMG4MJCOYUGMFE-2026-01-05/ Reuters Japan - 🇺🇸 経済・市場リスクと原油動向(英語 Reuters)
https://www.reuters.com/world/americas/investors-face-more-geopolitical-whiplash-trumps-venezuela-gamble-2026-01-05/ Reuters










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