本日、日本政府 は、**今年度(2025年度)**の補正予算案で、財源不足を補うために 「11兆円以上」の追加国債を発行する方針 を決めたと報道がありました。
物価高・生活コストの上昇、景気の減速リスクなどの勢いを国債に頼らざるを得ないというのが政府側の判断という見方ができます。
先日も、政府が総額約 21.3兆円の経済刺激策 を打ち出しており、今回の補正予算はその一環となります。
今回のブログでは日本の国力は大丈夫なのか、GDPや国債残高などを参考に解説していきます。
政府が「11兆円以上の追加国債」を発行する理由と背景
- 政府が今年度(2025年度)に 11兆円以上の国債を追加発行 する方針を決定。
- 補正予算(17.7兆円)の 半分以上を“借金(国債)”で賄う 形になる。
- これは昨年度の追加発行(6.7兆円)よりも 大きく増えている。
👉 つまり、経済対策を急ぐために、国はさらに借金を増やす方向に舵を切った。
💡 なぜ借金(国債)で賄うのか?
1️⃣ 物価高と生活コストの上昇で、景気が弱っているから
- 物価が高く、家庭の負担が増えている
- 景気の減速リスクもある
👉 国民生活を守るため、“今すぐ国民へお金が必要”です。
2️⃣ 21.3兆円の経済対策を出したため、財源が足りない
- エネルギー・食料高騰対策
- 所得支援
- 中小企業の救済
→ これらを進めるには、国の財布(税収)だけでは不足。
👉 不足分を国債で埋めるしかないとの政府の判断になります。
3️⃣ 税収が上振れしたが、それでも足りない
- 今年度の税収は約80兆円と予想より増える
→ これを財源に回す
👉 しかし それでも補えない結果、追加発行に踏み切りました。
⚠️ リスクは?
- 日本の借金はすでに GDPの約235%(世界最悪レベル)
- これ以上借金を増やすと
- 財政悪化
- 円安
- 金利上昇リスク
- 将来世代への負担
トレーダーruka👉 市場は「日本は借金に頼りすぎ」と警戒しやすすく円が売られやすくなります。
🎯 なぜ“今”このタイミング?
- 世界経済が不安定
- 物価が高い
- 消費が落ちるリスク
- 成長分野(AI・半導体・防衛)への投資も急務
👉 景気を守りながら、未来の成長にも投資する“二正面作戦”を取るためと思われます。
→ だから早急に国債を増やす必要があると政府が動きました。
🔥 日本の国債残高「GDPの235%」とは何か?



これは 世界で最も借金が多い国 であることを示す数字になります。分かりやすく解説していきます。
「GDP比の債務残高」とは?
国の借金が、国全体の経済規模(GDP)に対してどれくらい大きいかを示す指標。
- 国の借金が多い → 財政の持続性に疑問
- 経済規模に対して借金が大きすぎる → 投資家は通貨を買わない
日本はここで 世界ワースト1位になります。
日本の債務残高は GDP の「約235%」
- 日本のGDP: 約560兆円
- 日本の債務残高: 約1,300兆円以上
- = GDP の 2.3倍以上の借金 を抱えている状態



分かりやすくいうとこれは「働いて稼いだお金の2倍以上借金がある家」と同じ状態です。
先進国と比較すると異常値
| 国 | 債務残高 / GDP |
|---|---|
| 🇯🇵 日本 | 235%(世界最悪) |
| 🇮🇹 イタリア | 140% |
| 🇺🇸 アメリカ | 120% |
| 🇬🇧 イギリス | 100%前後 |
| 🇩🇪 ドイツ | 60% |
→ 日本だけ「飛び抜けて」高い数字になります。
なぜ日本の借金だけが突出しているのか?
● 高齢化で社会保障費(年金・医療・介護)が爆増
→ 税収より支出が多い状態が20年以上続いている
● 「国債で穴埋め」するのが当たり前になった
→ 今回の11兆円追加もまさにこの構造
● 利上げすると日本が破綻する
→ 国債の利払いが増えるから
→ 結果、金利を上げられない
→ 金利が低い → 円は買われない → 円安が進む



最後がとても重要になるのですが、この構図は現在の相場で日銀が利上げできない最大の理由だと考えられます。
悪循環のループで円安が止まらず国力低下と物価高に結びついています。
✍️ 筆者のまとめ
長い円安トレンドに入ってから、もう約4、5年が経ちます。
きっかけとしてコロナショックは分かりやすい出来事ですが、そのずっと前から日本の借金は膨らみ続けていました。
そしてコロナ後の物価高や政策の遅れを通して、一気に表面化してきているように感じます。国民の生活コストだけが急激に重くなり、「これまでのやりくりではもう回らない」家庭が増えています。
今回のような大規模な国債発行は、ある意味で“最終手段”に近いものだと思っています。ここでの舵取りを誤れば、日本経済が一気に追い詰められてもおかしくない、そんな危うさも同時に感じています。
とはいえ、日本という国が持つ本来の力も無視はできません。
長くアジア経済をけん引してきた歴史もあり、アジアの中でもまだ突出している部分は確かにある。いきなり破綻して、街に裸足のストリートチルドレンがあふれるような国になる、とまでは思っていません。
ただ、「絶対に大丈夫」と言い切れるほど余裕があるわけでもなく、今はまさに歴史の分岐点に立たされていると感じます。
だからこそ、国債だけを盲目的に買うとか、円やドルだけを100%握りしめておく、というのは怖い選択肢だと考えます。
これからは、資産を分散させること、そして日本がどんな政策を取り、どの方向へ進もうとしているのかを、自分の目で確かめていくことが大事だと思っています。
ニュースや国会の動きに目を向けながら、感情ではなく、できるだけ新しい情報に基づいた“冷静な判断”を積み重ねていきたいと考えています。










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