投資を始めたときに多くの人が悩むのが、
「株にどのくらい回す?」「現金はどのくらい残すべき?」という点です。
特に相場が急落したときに現金をしっかり残しておけるかどうかで、投資の継続力が大きく変わります。
今回は 「もし100万円を持っていたらどう分散するのが理想的か?」 を、一般的に言われている基本的な考え方と、私自身の実践方法を交えて紹介します。

初めて投資するときって早く増やしたいから持っている現金をほとんど流入させてしまう人が多いと思います。でも、それはとても危険な行為です。ポートフォリオをしっかり組んで資産を減らさないようにしましょう。
一般的に言われる黄金比率
分かりやすく100万円を分散するとした場合の一般的なポートフォリオです。
- 株式:50%(50万円)
→ 長期的な成長を狙う。インデックス投資や優良株が中心。
安定性・分散効果・守り資産:30%(30万円)
→債券や金、外貨などの中から自分のリスク許容度に応じて組み合わせる
- 現金:15%(15万円)
→ 急な支出や暴落時の買い増し資金。安心感を持てる。
その他資産:5%(5万円)
→暗号資産やコモディティ、アートやワインなどオルタナティブ資産
暗号資産・アート・ワインなど、オルタナティブ資産と呼ばれる分野。
少額であればリスクを抑えつつ、インフレ時に高く売りに出すなどいざというときの流動性資産。
なぜ現金比率が大事なのか?
投資を始めたばかりの人は「現金を全部投資に回したい!」と思いがちですが、
現金を残しておくことが“次の一手”に繋がります。
- 株価が急落したときに、買い増しできる
- 突発的な出費にも対応できる
- 精神的な余裕が持てる
つまり、暴落時の“蓄え”こそが現金の役割なのです。
現在の銀行普通預金金利はどれくらい?
日銀が**2025年1月に政策金利を0.25% → 0.50%**に引き上げたことが、市場金利や銀行の金利改定に影響を与えました。ReutersAP News
利上げをしたことにより、銀行の普通預金金利も「わずかに上昇傾向」にあります。
その後、銀行が普通預金金利を0.2%前後に設定する例が増えていますが、各銀行の改定タイミングには違いがありますmarketwatch.com+1
銀行名 | 普通預金金利 | 適用タイミング |
---|---|---|
三菱UFJ銀行 | 0.20%(税引前) | 2025年3月3日~適用 |
みずほ銀行 | 0.20%(税引前) | 2025年3月3日~適用 |
楽天銀行(基本) | 0.20%(税引後 約0.159%) | 2025年3月1日~適用 |
楽天(カード引落) | 0.22%(税引後 約0.175%) | 同上 |
マネーブリッジ利用 | 0.28%(税引後 約0.223%) | 同上/条件あり |
以前よりは、利息が増え銀行に現金を一時保管するのもいいのですが、日本の金利はまだまだ低い印象です。



投資をしている方は楽天証券を使い、楽天経済圏の方が多いと思います。
マネーブリッジは簡単に設定できるし、活用すべきサービスだと思います!
崩落・最高値更新時の立ち回り
- 株価が暴落したら、待機させていた現金で買い増し
- 急激に最高値を更新した時は「必ず調整が入る」と意識し、利益を確定
- 利益を現金に戻して再度ポートフォリオを組み直す
つまり、ポートフォリオは一度作って終わりではなく、相場のサイクルに合わせてリバランスすることが大切です。



定期的にポートフォリオを見直して組み立てて自分の投資を見直しましょう!
まとめ:筆者のポートフォリオ
銀行口座に寝かせておくのも安全ですが日本の銀行はあまり金利がつかず保管場所としても増えづらいと思います。
私は最近は2025年6月5日より楽天証券で取り扱いが開始された「楽天マネーファンド」のような 短期運用型のファンド に一時的に置いています。こちらは次の記事でご紹介しますね。
大まかな私の投資ルールは
- 基本は「株50・金30・現金15・その他5」の黄金比率をベースにする
- 現金部分は 楽天マネーファンド に一時的に避難させて待機
- 株が暴騰して最高値を更新したときは、利益確定して現金に戻す
- 株が暴落したときに、その現金を使って買い増し



このように「利益を確定して現金に戻す → 暴落時に再投資」というサイクルを意識することで、相場に振り回されずに長期で資産を増やしていけると思います。






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