
みなさん、来たる7月20日いよいよ選挙がありますね!投票の準備はできているでしょうか?
2025年の参議院選挙後に為替はどう動く?過去の選挙データとドル円の変動傾向を初心者にもわかりやすく解説!

選挙後に為替が動く理由
国民に直接関わりのある選挙は、政治の継続性や未来の政策方向に影響を与えるので、金融市場にも大きなインパクトを与えます。
- 与党勝利:政策継続への期待感、安定感 → 政策継続への期待感から「選挙は買い」の動きとなり、株価上昇・円売りによる円安圧力が強まる傾向
- 野党勝利:不確実性から「円高・株安」を想定されがちですが、過去の例では必ずしもそうならず、逆に円安が進んだケースもある
日銀の政策もこの選挙で変更する可能性もあるため注目されています。
過去の選挙とドル円レートの推移
下記は、過去の重要選挙と選挙後のドル円レートの例です(仮の数値を含む参考値)。
年 | 選挙名 | 選挙後ドル円レート |
---|---|---|
2009 | 衆院選 | 95.3円 |
2012 | 衆院選 | 83.4円 |
2016 | 参院選 | 105.6円 |
2019 | 参院選 | 108.7円 |
2022 | 参院選 | 134.2円 |
これらのデータからも、政治の安定度、日銀の改革方向などが反映され、選挙後のドル円は通常上向(円安)の動きを見せることが多くあります。
2009年(民主党政権誕生) → 円高へ
2012年(安倍政権スタート) → 円安へ
2016年、2019年、2022年の参院選では、相場にやや穏やかな反応が多く見られています。
そして、現在147円で選挙の結果予想を織り込んでいるようなレートを推移しています。

先週から一気に円安が進んでいるね!
要因 | 内容 |
---|---|
参院選 | 政策不透明感で円売り圧力増加 |
関税問題 | 経済リスク増で円安方向へ |
オプション市場 | 円安期待が先行し加速 |
金利差 | 日米の金融スタンスの差が影響 |
- 参院選終了後:選挙後の為替反応は「選挙は買い」の期待で円安継続可能性あり。ただし、選挙結果によっては逆方向の動きもあるため、注意深く見守る必要があります。
- 対米関税や日本銀行の動き:今後の米国関税の結果次第では、円安トレンドが一層加速する恐れも。日本銀行の金融政策も直近で円相場に影響を及ぼします。


今までとここが違う今回の参院選のポイント
今回は若者層の投票がかなり伸びると予測されています。私なりの考察をまとめたいと思います。
- NHK調査では与党支持率が24%と、2012年以来の最低水準に落ち込んでいます。与党は参院で50議席の改選を目指しますが、議席超過は厳しい状況とみられています。政治の安定に不可欠な“過半数維持”が非常に厳しく、場合によっては政局の混乱が懸念されます。
- この物価高で賃金も上がらず若者が疲弊している中で、野党の政策は高齢者や働いていない非課税者に多く還元する傾向が支持されない要因だと思います。若者の投票率が上がると自ずと今までの選挙結果と大きく変わる可能性があります。
- 野党が議席を増やすと、消費税減税や金融緩和策など、財政拡大路線への現在と変わる政策に期待が高まっています。
おわりに
選挙後には金融市場の反応が直接表れる為替の動きを見るのは重要なヒントです。ただし、選挙結果だけでなく、その後の日銀の動向や政策実行の内容を精査することで、より深い解析ができるようになります。
現在ドル円は147円と円安傾向にあります。
円安進行は参院選だけでなく、関税リスクや金融政策によって複合的に進んでいます。『選挙後=円安』と単純には言いきれませんが、今は政治・経済・金融政策が同時に影響するフェーズです。投資・資産形成をする上でも、このタイミングでの為替の動きを捉えておくことが、今後の備えに役立ちます。



選挙は国力も同時に世界に知れ渡るタイミング。今回は大注目の参院選だよ!
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