1月最初のフルウィークは、まさに 米国雇用統計週。
年初市場は参加者が戻るにつれてボラティリティが高まりやすく、ISM製造業・非製造業 や ADP雇用統計 などの前哨戦から週末の 米・雇用統計(NFP)/加雇用統計 まで
「雇用・景気・消費」を一気に確認できる 総合週 となっています。
また、欧州のHICP(速報値) や サービスPMI改定値 など、世界のインフレ・サービス景況感も確認され、市場センチメントを左右する要素が盛りだくさんです。
年初相場でポジションが手探りになる局面でもあり、指標の 結果だけでなく市場の“反応の仕方” が重要になりそうです。
🧠 今週の主要テーマ
🟣 米国の雇用・景況プロセス
週後半に 12月雇用統計(NFP) があり、年初相場の大きな方向性を決めるイベントです。
その前段として、ADP雇用統計 → JOLTS求人件数 → ISM非製造業 と、
雇用・労働関連の連続データが出るため、流れをつかむうえで注目です。
🟡 欧州・英国のインフレ・サービス業
ユーロ圏の HICP速報値 や英・欧州の サービスPMI改定値 を確認し、
インフレ持続性とサービス業の底堅さを探ります。ECBの動きにも関連するデータです。
🔵 アジアの実需データ
中国の サービスPMI やオーストラリアの住宅建設許可件数・CPIなど、
世界の製造・サービス面の“実需感”を反映する数字にも注意。
🗓 1月5日(月)
中国サービスPMI / トルコCPI / 米ISM製造業
- 10:45 🇨🇳 中国
12月 RatingDogサービス部門PMI
→ 中国内需・サービス業の回復度合いを確認。世界景気の地合い判断に。 - 16:00 🇹🇷 トルコ
12月 消費者物価指数(CPI)
→ 高インフレ国の物価動向は、新興国通貨全体のリスク選好に影響。 - 24:00 🇺🇸 米国【重要】
12月 ISM製造業景況指数
→ 50を下回るかどうかで「製造業が拡大か縮小か」が明確に。
週全体のリスクオン/オフの起点になりやすい指標。
👉 週の地合いを決める“最初の分岐点”
🗓 1月6日(火)
日本マネー供給 / 欧州サービスPMI / 米サービスPMI
- 08:50 🇯🇵 日本
12月 マネタリーベース(前年比)
→ 日銀の金融緩和姿勢を確認。 - 17:50〜18:30 🇪🇺 欧州
12月 サービス部門PMI(改定値)
→ 欧州は製造業よりサービス業が景気の主役。 - 22:00 🇩🇪 ドイツ
12月 CPI速報値
→ ECB政策判断への材料。 - 23:45 🇺🇸 米国
12月 サービスPMI/総合PMI(改定値)
→ 米非製造業の底堅さが雇用統計への期待感を左右。
👉 “景気はどの国もサービス主導か”を確認する日
🗓 1月7日(水)
欧州インフレ / ADP雇用 / ISM非製造業
- 09:30 🇦🇺 豪州
住宅建設許可件数 / CPI
→ 不動産・消費の実需チェック。 - 19:00 🇪🇺 ユーロ圏【重要】
12月 消費者物価指数(HICP・速報)
→ ECBの利下げ・利上げ観測に直結。 - 22:15 🇺🇸 米国【重要】
12月 ADP雇用統計
→ 金曜の雇用統計の“前哨戦”。 - 24:00 🇺🇸 米国【重要】
12月 ISM非製造業景況指数
11月 JOLTS求人件数
→ 雇用とサービス景気の同時チェック。
👉 雇用統計週で最も値動きが出やすい日
🗓 1月8日(木)
日本賃金 / 欧州信頼感 / 米失業保険
- 08:30 🇯🇵 日本
11月 毎月勤労統計(現金給与総額)
→ 日銀の賃金・物価サイクル判断材料。 - 19:00 🇪🇺 ユーロ圏
経済信頼感 / 消費者信頼感 / 失業率 / PPI
→ 景気・物価・雇用を一括確認。 - 22:30 🇺🇸 米国
新規失業保険申請件数 / 継続受給者数
→ 雇用統計直前の最終チェック。
👉 「雇用は崩れていないか」を確認する日
🗓 1月9日(金)
米・加 雇用統計(NFP)
- 10:30 🇨🇳 中国
12月 CPI / PPI
→ 世界需要の下支え確認。 - 22:30 🇺🇸 米国【最重要】
12月 雇用統計
・非農業部門雇用者数(NFP)
・失業率
・平均時給 - 22:30 🇨🇦 カナダ【重要】
12月 雇用統計 - 24:00 🇺🇸 米国
ミシガン大学消費者態度指数(速報)
👉 週・月・相場の方向を決める最大イベント
✍️ 筆者のまとめ
今週は、年初最初の本格的なデータ週であり、「雇用・景気・物価」の全てが一気に出揃う週 です。
- 米国雇用統計(NFP) でドルの方向性が決まる可能性
- ISM関連・ADP雇用 で先行きの雇用・景気のモメンタムを確認
- 欧州HICP速報値 がインフレ継続かどうかを示す
また、年末年始を抜けての参加者増加で、流動性が戻る局面でもあるため指標結果後のマーケットの反応の強さ・継続性を重視したいところです。
無理な方向張りは避け、結果→反応→結果の再確認 を丁寧に見ていくのがこの週のポイントです。

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