高市首相はこの週末にマレーシアでのASEAN関連会合に出席し、各国との外交を進めました。
そして28日には、トランプ大統領との首脳会談が予定されています。
為替や通商に関する発言があれば、相場へ影響が及ぶ可能性が高いです。
加えて、来週はFOMC・日銀政策決定会合・米GDP・PCEが続き、値動きが大きくなりやすい週となります。
トレーダーruka来週はかなり忙しい1週間になりそうです。
経済イベントを頭に入れてシナリオを立てましょう。
🗓 10/27(月)
- ★★★ 🇯🇵🇺🇸 日米財務相会談(時間未定)
- ★★★ 🇩🇪 Ifo企業景況感指数(10月)18:00
日米財務相会談
前回は2025年5月21日にカナダ・バンフにて、加藤勝信財務大臣(日本)とScott Bessent財務長官(米国)が会談。 財務省+2U.S. Department of the Treasury+2
この会議は、両国の経済・為替政策のすり合わせを目的とし、「為替レートは市場決定」との共通認識を再確認したものです。
🗓 10/28(火)
- ★★★ 🇺🇸 FOMC 1日目(時間未定)
- ★★★ 🇯🇵🇺🇸 日米首脳会談(時間未定)
日米首脳会談
新首相 高市早苗 と ドナルド・トランプ 大統領が初めて会談。貿易・為替・安全保障を中心に、日米同盟の役割と対中姿勢を確認する見通し。
🗓 10/29(水)
- ★★★ 🇯🇵 日銀・金融政策決定会合 1日目
- ★★★ 🇨🇦 政策金利(BoC)22:45
- ★★★★ 🇺🇸 FOMC 政策金利発表 27:00
- ★★★★ 🇺🇸 パウエル議長 記者会見 27:30
FOMC(パウエル議長会見)
米FOMCではパウエルが「利下げ時期」にどう触れるかが最大注目。
年内の利下げなど今後の見通しをフェドウォッチなどに反応があるのか確認。
🗓 10/30(木)
- ★★★ 🇯🇵 日銀 金融政策(結果)・展望レポート(時間未定)
- ★★★ 🇯🇵 植田日銀総裁 記者会見 15:30
- ★★★ 🇩🇪 GDP速報(7–9月期)18:00
- ★★★ 🇪🇺 GDP速報(7–9月期)19:00
- ★★★★ 🇺🇸 実質GDP速報(7–9月期・年率) 21:30
- ★★★★ 🇪🇺 ECB政策金利 22:15/ラガルド会見 22:45
- ★★★ 🇺🇸🇨🇳 米中首脳会談(時間未定)
日銀会合(植田総裁会見)
日銀では 植田総裁 が利上げやYCC修正に踏み込むかが最大注目。
日米が同じ方向なら円高へ、逆なら再び円安が進みやすい1日。
🗓 10/31(金)
- ★★★ 🇯🇵 全国CPI(9月)08:30
- ★★★ 🇪🇺 HICP速報 / コアHICP速報(10月)19:00
- ★★★★ 🇺🇸 PCEデフレーター / コアPCE(9月) 21:30
- ★★★ 🇺🇸 雇用コスト指数(7–9月期)21:30
PCEデフレーター(発表有無に注意)
本来はPCEデフレーターや雇用コスト指数が発表予定の重要日。
ただし 米政府閉鎖が長引いているため、指標が実際に発表されるか“当日まで不確定”。
指標が出るかどうかを確認してからポジションを持つことが必須。
📝 筆者のまとめ
今月は相場が大きく動いた一ヶ月でした。
特にドル円は、ここ2ヶ月続いていたレンジを上に抜けて、円安方向へ大きく傾いています。
そして来週は、月足が確定する大事な週でもあります。
アメリカがどこへ向かうのか、日本は新政権のもとで何を目指していくのか。
この「方向性」が見え始めることで、私たちも長期のシナリオを組み直すタイミングだと感じています。
一方で、ここからは飛びつきや、下がった時に“落ちるナイフ”を掴むようなトレードは、
大きな含み損に繋がりやすい局面です。
一気にポジションを入れにいくのではなく、
最新情報を確認しながら丁寧にポジションを積んでいくことが大切。
政府閉鎖や要人発言、外交イベントなど、今は特に「ニュースが相場を動かす」時期なので、
情報を追いながら、このブログでも引き続き整理していきます。


- Federal Reserve|Monetary Policy(FOMC)
- Bank of Japan|Monetary Policy(政策・声明・会合情報)
- U.S. BEA|PCE Price Index(PCEデフレーター)










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