お久しぶりです。FXトレーダーるかです。先週は今年の大相場ということでトレードに集中していました。
先週の相場を振り返ると、大衆はドル円は下落トレンドに入り大きく下落し円高になると思っていました。
しかし、私はずっとロングのポジションを持ち続け自分のテクニカル分析を信じトレードしていました。
そこで今、円安になりドル円は高値をつけています。
たくさんの方が損切りできず週末にポジションを持ち越しています。
そこで今回はなぜ人は損切りできないのか?
人間の脳内や心理を紐解き、トレードの向き合い方のお役に立てればという思いで記事を書かせていただきます。
プロスペクト理論とは?
プロスペクト理論(Prospect Theory)とは、
1979年に心理学者のダニエル・カーネマンとエイモス・トベルスキーが提唱した、
人間の意思決定のクセを説明する理論です。
簡単にいうと、
人は「最終的にいくら得するか」よりも、
**「今の状態から得か損か」**で判断してしまう
という考え方。
従来の経済学では、
「人は常に合理的に、自分にとって一番得な選択をする」と考えられてきました。
でも現実は…
- 感情に流されたり
- 後悔を恐れたり
- 期待して待ってしまったり
この研究により、カーネマンはノーベル経済学賞も受賞しています。
🧠 人は「得」より「損」を強く感じる
プロスペクト理論のいちばん大事なポイントがこれ👇
人は、同じ金額でも
利益よりも損失のほうを、約2倍強く感じる
たとえば…
- 1万円儲かる喜び 😄
- 1万円損する苦しさ 😱
この2つを比べると、多くの人は損したときのショックの方が圧倒的に大きいと感じます。
トレーダーrukaこれを**「損失回避性(そんしつかいひせい)」**と呼びます。
👉 人はとにかく、
「損をしたくない」気持ちが強い生き物なんです。
📌 プロスペクト理論の主な特徴
✅ ① 損失回避性
同じ金額なら、
利益よりも損失のほうをずっと大きく感じる。



もう少し解説すると
▶ 価値関数といって「損は得より大きく感じる」
同じ金額でも、損のほうが心のダメージが大きくなるカーブを描く。👉 これが“損失回避性”の正体。
✅ ② 参照点への依存
人は金額そのものではなく、
「今より増えたか?」
「今より減ったか?」
という**“現状からの変化”**で損得を判断する。
✅ ③ 利得の場面ではリスクを避ける
「確実に儲かるなら、もうそれでいい」
👉 安全な方を選びやすい。
✅ ④ 損失の場面ではリスクを取りやすい
「損を確定させたくない…」
👉 リスクを取ってでも取り戻そうとする。(=損切りできない)



ナンピンや大きな含み損を確定できない理由はここにある
▶確率加重関数といって確率の捉え方がゆがむ心理
人は確率を正しく見られず、
宝くじのような小さな確率を大きく見積もり
ほぼ確実なことは軽く見てしまう
👉「もしかしたら当たるかも」
「まだ戻るかもしれない」
こうした期待が判断を歪めます。
💱 FXトレードでよくある行動
たとえばドル円で…
- +2万円の含み益 → すぐ利確
- -2万円の含み損 → 「まだ耐える」
さらに逆行して…
- -5万円 →「ここまで来たら戻るはず」
- -10万円 →「もう切れない…」
頭では
「損切りした方がいい」と分かっていても、
損を確定させる“痛み”を避けたい脳
が、ブレーキをかけてしまうんです。
❓ なぜこの理論を知ることが大事なのか?
ここが一番大事👇
プロスペクト理論を知る=
自分の“負けパターンの正体”を知ること
多くの人は、
- メンタルが弱いから
- 意志が足りないから
- 才能がないから
と思いがち。
でも違います。
👉 人間なら誰でも、そう判断してしまうように脳ができている。



だからこそ、
❌ 感情で克服しようとする
⭕ 仕組みで防ぐ
トレードの本質を理解することが大切です。
🛠 投資・FXでの活かし方【実践】
✅ ① 損切り・利確は“事前に決める”
エントリー前に、
- 損切り:-◯pips / -◯円
- 利確:+◯pips / +◯円
を機械的に設定する。
✅ ② 逆指値・OCO注文を入れる
FX会社では様々な機能がついています。相場に張り付いていなくても決済をしてくれたり、利益の確定もしてくれます。フルで活用し感情トレードを防ぎます。
✅ ③ “勝ち”より“負けを小さく”
損小利大はプロトレーダーの鉄則です。勝つより、大負けしないことが最優先。
✅ ④ 感情をメモする
トレード後に、
- なぜ切れなかったか
- 何を期待していたか
📝 筆者のまとめ
プロスペクト理論は、投資で人が損しやすい理由を教えてくれる“心のクセ”の理論です。
利益は早く確定したくなり、損失は先延ばしにしたくなる。
それは誰にでも起こる自然な反応です。
だからこそ、
感情に勝とうとするのではなく、感情が入り込めない仕組みを作ること。
それが、長く相場で生き残るための第一歩だと、私は思います。










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