【2025年11月第2週目】｜11/10〜11/14 今週のマーケットノート

今週の注目ポイント

現在アメリカでは政府機関の一部閉鎖が続いており、米国の主要経済指標（CPI・PPI・小売売上高など）が延期または中止となる可能性があります。そのため、予定されている指標発表が実際に行われるかどうか、最新情報の確認が必要です。

今週は 米CPI・PPI・小売売上高 など、インフレと個人消費に関する重要な指標が集中しています。
また、11月11日はアメリカ・カナダが祝日のため、市場は薄商いに。
その一方で、日本や欧州、オセアニアの発表は通常通りで、週前半は相対的に非米指標が材料となりやすい展開です。

前週に米雇用統計を通過したこともあり、米消費・物価関連の結果次第では利下げ観測の揺らぎや、ドルの急変動リスクにも注意が必要です。

---

グローバル市場の注目テーマ

• ✅ 米CPI/PPI/小売売上高でインフレ・消費動向を総点検
• ✅ 11日(火)は米・加祝日で流動性低下に警戒
• ✅ 日本は景気ウォッチャー＆企業物価が焦点
• ✅ 欧州・英国は失業率・GDP・物価指標が相次ぐ

---

今週の経済イベントスケジュール（11/10〜11/14）

🗓 週間まとめ

• 米国：CPI・PPI・小売売上高など注目度の高いインフレ指標が集中
• 日本：景気ウォッチャー調査、企業物価指数など中小企業・国内景況感関連が焦点
• 欧州：ZEW景況感、GDP確定値など景気モメンタム確認の週
• 🇺🇸🇨🇦 11日(火)は休場で注意

---

✅ 11月10日（月）

• ★ 🇯🇵 10月外貨準備高 08:50
• ★ 🇯🇵 9月景気先行指数（速報）14:00
• ★ 🇹🇷 9月鉱工業生産（前月比）16:00

---

✅ 11月11日（火）※米・加休場

• 📴 🇺🇸 米国：ベテランズデー（休場）
• 📴 🇨🇦 カナダ：休場
• ★ 🇦🇺 ウエストパック消費者信頼感指数（11月）08:30
• ★★ 🇯🇵 国際収支・経常収支 08:50
• ★★ 🇬🇧 失業保険申請件数／ILO失業率 16:00
• ★★ 🇪🇺 ZEW景況感調査（11月）19:00

---

✅ 11月12日（水）

• ★ 🇯🇵 マネーストックM2（10月）08:50
• ★★ 🇩🇪 CPI（10月・改定値）16:00
• ★ 🇹🇷 経常収支（9月）16:00
• ★ 🇨🇦 住宅建設許可件数（9月）22:30
• ★ 🇺🇸 MBA住宅ローン申請指数（前週比）21:00

---

✅ 11月13日（木）

• ★ 🇯🇵 国内企業物価指数（10月）08:50
• ★★ 🇦🇺 雇用統計（10月）09:30
• ★★★ 🇬🇧 7-9月期GDP速報値 16:00
• ★★ 🇪🇺 鉱工業生産（9月）19:00
• ★★★ 🇺🇸 CPI（10月）22:30
• ★★ 🇺🇸 失業保険申請件数（前週分）22:30
• ★★ 🇺🇸 月次財政収支（10月）28:00

---

✅ 11月14日（金）

• ★★ 🇨🇳 小売売上高／鉱工業生産（10月）11:00
• ★ 🇯🇵 第三次産業活動指数（9月）13:30
• ★★★ 🇪🇺 GDP改定値（7-9月期）19:00
• ★★★ 🇺🇸 小売売上高／卸売物価指数（PPI）22:30
• ★ 🇺🇸 企業在庫（9月）24:00
• ★★ 🇨🇦 製造業出荷／卸売売上高（9月）22:30

---

今週のポイント

現在アメリカでは政府機関閉鎖が続いているため、米国の経済指標（CPI・PPI・小売売上高など）の発表が延期または中止となる可能性があります。

予定されている指標が実際に発表されるかどうか、事前に最新情報を確認することを強くおすすめします。

週後半にかけてCPI・PPI・小売売上高など、通常であれば相場を大きく動かす重要指標が続きますが、仮に指標が出なかった場合でも「欠落した情報」を織り込む形でマーケットが荒れるリスクがあります。

特にインフレ動向次第で利下げ観測が揺れやすく、短期（FX・指数先物）から中期（株式・金利市場）まで影響が波及する可能性があるため、週後半のポジション管理は慎重に行いましょう。

---

---