【2025年10月第3週】 経済指標スケジュールまとめ(10/13〜10/17)

2025年10月第3週の経済指標スケジュールまとめ。米CPI・PPI・小売売上高や高市政権、米中関税摩擦、政府閉鎖など注目イベントを解説。
目次

今週の注目ポイント

今週は米CPI、小売売上高、PPI、住宅関連データなど物価・景気の中心指標が集中する週。

しかし、アメリカ政府が依然として**閉鎖中(Government Shutdown)**のため、公式統計の公表が延期・停止される可能性があります。

一方、民間系指標は予定通り実施の見込み。
日本では機械受注・貿易収支・日銀関連発言、欧州ではZEW景況感・HICP(消費者物価)改定値が注目材料です。


📅 10月13日(月)

  • ★★ 中国 9月貿易収支(米ドル)
  • ★★ 中国 9月貿易収支(人民元)
  • ★ 米国 休場(コロンブス・デー)
  • ★ 日本 休場(スポーツの日)
  • ★ カナダ 休場(感謝祭)
  • ★ ドイツ 卸売物価指数(WPI・前月比)15:00
  • ★ トルコ 経常収支(8月)16:00

📝 メモ
主要国が休場のため、薄商いでボラティリティ上昇に注意。
中国の貿易統計がリスクオン・オフの材料になる可能性。


📅 10月14日(火)

  • ★ イギリス BRC小売売上高(前年同月比)08:01
  • ★ 日本 マネーストックM2(前年同月比)08:50
  • ★★ シンガポール GDP速報値(7〜9月期 前期比)09:00
  • ★★ オーストラリア RBA議事要旨 09:30
  • ★ オーストラリア NAB企業景況感指数(9月)09:30
  • ★★ イギリス 失業保険申請件数(9月)15:00
  • ★★ イギリス 失業率(9月)15:00
  • ★★ イギリス 失業率(ILO方式・8月)15:00
  • ★★ ドイツ CPI改定値(前月比/前年比)15:00
  • ★ スイス 生産者輸入物価(前月比)15:30
  • ★★ ユーロ圏 ZEW景況感(10月)18:00
  • ★★ ドイツ ZEW景況感期待指数(10月)18:00
  • ★ カナダ 住宅建設許可件数(前月比・8月)21:30
  • ★★★ 米 パウエルFRB議長 発言 25:20
  • ★★ イギリス ベイリーBOE総裁 発言 26:00

📝 メモ
パウエル議長発言が最大の注目イベント。
政府閉鎖の影響でデータが減る中、金融政策の「方向性」を探る発言となるか注目です。


📅 10月15日(水)

  • ★★ 中国 消費者物価指数(CPI・前年比)10:30
  • ★★ 中国 生産者物価指数(PPI・前年比)10:30
  • ★ 日本 鉱工業生産・確報値(8月 前月比/前年比)13:30
  • ★ 日本 設備稼働率(8月 前月比)13:30
  • ★★ ユーロ 鉱工業生産(8月 前月比/前年比)18:00
  • ★★ 米 MBA住宅ローン申請指数(前週比)20:00
  • ★★★ 米 消費者物価指数(CPI・9月 前月比/前年比)21:30
  • ★★★ 米 コアCPI(9月 前月比/前年比)21:30
  • ★★ 米 ニューヨーク連銀製造業景気指数(10月)21:30
  • ★★ 米 地区連銀経済報告(ベージュブック)27:00

📝 メモ
CPIが発表されるかどうかは不透明。(政府閉鎖の影響次第)
公表延期の場合、インフレ見通しに関する市場の混乱が懸念されます。


📅 10月16日(木)

  • ★★ 日本 機械受注(8月 前月比/前年比)08:50
  • ★★★ 英国 GDP(月次・8月)15:00
  • ★★ 英国 鉱工業生産(8月 前月比/前年比)15:00
  • ★★ 英国 製造業生産指数(8月 前月比)15:00
  • ★★ 英国 貿易収支(8月)15:00
  • ★★ ユーロ 貿易収支(8月)18:00
  • ★★★ 米 小売売上高(9月 前月比)21:30
  • ★★★ 米 小売売上高(除自動車)21:30
  • ★★ 米 卸売物価指数(PPI・9月 前月比/前年比)21:30
  • ★★ 米 新規失業保険申請件数(前週分)21:30
  • ★★ 米 フィラデルフィア連銀景気指数(10月)21:30
  • ★★ 米 NAHB住宅市場指数(10月)23:00
  • ★ ユーロ ラガルドECB総裁 発言 25:00

📝 メモ
米小売売上高・PPIは政府閉鎖の影響を受ける可能性あり。
代替として、フィラデルフィア連銀・NAHB指数が民間データとして注目されます。


📅 10月17日(金)

  • ★ 日本 前週分対外対内証券投資(中長期債・株式)08:50
  • ★★★ ユーロ 消費者物価指数(HICP・改定値・前年比)18:00
  • ★★★ ユーロ コアHICP(改定値・前年比)18:00
  • ★★ 米国 住宅着工件数(9月 年率換算/前月比)21:30
  • ★★ 米国 建設許可件数(9月 年率換算/前月比)21:30
  • ★ 米国 輸入物価指数(9月 前月比)21:30
  • ★ 米国 輸出物価指数(9月 前月比)21:30
  • ★ カナダ 対カナダ証券投資額(8月)21:30
  • ★★ 米国 鉱工業生産(9月 前月比)22:15
  • ★ 米国 設備稼働率(9月)22:15
  • ★★ 米国 対米証券投資(8月・短期債除く/総額)29:00

📝 ポイント
米国では住宅関連や生産データが引き続き注目材料となり、政府閉鎖中でも発表が継続する民間・金融機関系の統計が市場の手がかりとなっています。
ユーロ圏のインフレデータでは粘着的な物価上昇が続き、ドルとユーロの間で金利差を意識した相場展開が想定されます。


🧭 まとめ

アメリカ政府が依然として閉鎖中(Government Shutdown)であり、一部の公式統計が延期・停止される可能性があります。
このため、市場では「数値」よりもFRB高官の発言に注目が集まっています。

一方で、日本では次期総理が誰になるのか首班指名までの政権移行期の空白に入り、経済政策の方向性がまだ定まらず、いわば政治的な空白期間にあります。

さらに国際的には、**米中間での関税措置の応酬(“トランプ砲”の再燃)**が焦点となっています。
この動きは貿易・製造業・為替の三分野に広く影響を与え、グローバル市場全体の不安定要因となりつつあります。


2025年10月第3週の経済指標スケジュールまとめ。米CPI・PPI・小売売上高や高市政権、米中関税摩擦、政府閉鎖など注目イベントを解説。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

現在、保護猫2匹と都内で暮らしています。
18歳で美容業界に就職して社会に出た後、5年ほど日本を離れ海外で生活。
会社員を辞め日本を離れ、より「お金と自由」の関係に強い関心と責任を持つようになりました。
2020年のコロナショックをきっかけに、株・為替・仮想通貨、そして地政学や経済の学びを本格的にスタート。
そんな私が、このブログでは今までの経験を活かし投資や経済の知識を、日々の生活や将来設計に役立てられるよう発信しています。
これからの時代、情報や選択肢があふれる中で、資産形成の第一歩を踏み出すためのヒントを届けたいと考えています。
多くの方が安心して未来を描けるよう、金融リテラシー向上の一助となるブログを目指しています。

コメント

コメントする

CAPTCHA

目次