今夜は大注目の雇用統計!!データは正確なのか、7月の修正はあるのか??

2025年9月発表のNFP(非農業部門雇用統計)は、日本時間21:30に公開予定。市場が最も注目する経済指標のひとつで、ドル円や株価に大きな影響を与える可能性があります。

昨日のADP雇用統計は予想を下回る弱い結果となりましたが、市場はドルを買うという意外な反応を見せました。

そして今夜はいよいよ日本時間21:30に NFP(非農業部門雇用統計) の発表があります。

前回は大幅な修正が行われたこともあり、今回はデータの正確性そのものに注目が集まっています。


目次

NFP雇用統計とは?

NFP(Non-Farm Payrolls:非農業部門雇用統計)は、米労働省労働統計局(BLS) が毎月第一金曜日に発表する雇用データです。

調査内容は、農業以外の雇用者数の増減を中心に、失業率や平均時給なども含まれます。
👉 米国の景気や消費動向を映す重要な指標であり、FRBの金融政策(金利の上下)に直結するため、市場の注目度は非常に高いです


NFP雇用統計がなぜ重要か

  • 米国の雇用の強さは消費・景気の土台となる。
  • FRBの金融政策(金利引き上げ・引き下げ)の判断材料。
  • 前回は大幅修正があり、データの信頼性そのものが問われている。

今回の数字は「修正を含めて実態を反映しているのか」が最大の焦点です。

弱ければドル売り圧力、強ければ「なぜ強いのか」に市場の視線が集まります。


前回の雇用統計(7月・8月 見通し込み)

月数実際の雇用者増加数(NFP)前回の数字・予想との比較
7月実績+73,000人予想:110,000人(かなり下回る結果)FXStreetInvesting.comKiplinger
8月見通し≈75,000人(予想)前月比ほぼ横ばい、労働市場の鈍化が続く見通しReutersKiplinger

昨夜のADP雇用統計と市場の反応

ADPはNFPの先行指標として意識されますが、最近は必ずしも一致していません。

とはいえ、昨日の結果は市場の反応を確認するうえで重要でした。

指標予想結果市場反応
ADP雇用統計(8月分)+6.8万人+5万人台(予想下回り)ドル買い、株価は大きな下落なし、ゴールド横ばい

通常なら「弱い雇用=ドル売り」となるはずですが、逆にドルが買われたことで、市場参加者は「NFP本番でどう反応するか」に注目しています。


トランプ大統領の意向

今回の雇用統計には、政治的な要素も絡んでいます。

トランプ大統領は「統計は正確であるべき」と強く発言し、関連機関の人事にも影響を与えてきました。

前回の大幅修正もその流れの一部と見られており、投資家は「今回のデータは本当に信頼できるのか」を注視しています。


筆者の視点 ✍️

今の相場は「数字」と「市場反応」の乖離が目立っています。

弱い数字でもドルが買われ、円も安全資産としては買われにくい状況が続いています。

私は今回の雇用統計について、もし再び大幅修正が出れば市場は「統計への不信感」を抱き、ドル売りが大幅に加速する可能性があると考えています。

一方で、強い数字が出ても素直にドル買いにはつながらず、背景や根拠が精査されるでしょう。

結局のところ、今夜は「発表された数字」だけでなく、「市場がどう解釈するか」にこそ最大の注目が集まっています。



2025年9月発表のNFP(非農業部門雇用統計)は、日本時間21:30に公開予定。市場が最も注目する経済指標のひとつで、ドル円や株価に大きな影響を与える可能性があります。

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この記事を書いた人

現在、保護猫2匹と都内で暮らしています。
18歳で美容業界に就職して社会に出た後、5年ほど日本を離れ海外で生活。
会社員を辞め日本を離れ、より「お金と自由」の関係に強い関心と責任を持つようになりました。
2020年のコロナショックをきっかけに、株・為替・仮想通貨、そして地政学や経済の学びを本格的にスタート。
そんな私が、このブログでは今までの経験を活かし投資や経済の知識を、日々の生活や将来設計に役立てられるよう発信しています。
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