■ 12月末ドル円の動向
触らない 待つのも相場
今年は12月20日(その年のクリスマス前の最終金曜日)を最後に大口や今年利益を出している投資家たちはある程度の金額を出金した動きがありました。
■スプレッドが広い
相場が閑散とした雰囲気がパソコン画面から伝わってきます。
年末相場の特徴としてまず10pipsなどのいつもだと少しの下落やよくみる上昇でもスプレッドが広く手が出せない状態が多々見られます。
日頃の相場では朝7時開場の際スプレットが安定していないのですが、その状態が1日中続く感じです。
閑散相場では取引をしているトレーダーの少しの心理でも、とんでもない上昇や下落をすることもあるのでスプレッドが広いといつもより損失が大きくなることも想像できます。
無理に相場に入らず静観し、底値や天井を見極める。(想定と違ったらすぐに損切り)
年末の特殊な相場
■スワップ金利で稼ぐ
2024年は12月26日がドル円の場合スワップ3倍、12月27日はスワップ7倍でした。
これはショートを持っていたら同じくマイナス金利を背負うということになります。
なので、この週の相場の傾向としてはロングを持ちたがるトレーダーが増えます。
現に26日157円から一気に1円動き158.08円まで上昇しました。
しかし、FXの難しいところは前年度は相場は下落傾向。
ロングを年始まで持ち越した勢は大きく損をしました。
金利を稼いでも含み損を抱えたら意味がありません。
年末相場はロット数を張りすぎない。ここでスワップのために無理してトレードをしないことです。
年末になる前になるべく下から持ち続ける。直前にロングをした場合の立ち回りを考えておく。
日銀総裁のハト派すぎる意図
12月25日、経団連にて今年最後の植田総裁の講演がありました。
先日の日銀金融政策発表によってここまでハト寄りの発言になると思っていなかった投資家たちは、この日の年内最後の発言に注目していました。
しかし、結局タカ寄りの相場調整の発言も特になく円安続行という結果でした。
利上げを見送り円安のまま相場を放置する意図はなんなのか、、、
円安のままでは物価が上がり続け、消費が冷え込みます。
多くの個人投資家は疑問に思ったかと思います。
ここからは私見ですが
①利上げによる株価暴落を避けたい
②トランプ大統領の政策で結果年明け円高になる
③戦争などの地政学リスクで来年為替暴落などの何か先手情報がある
など、断片的に情報を鵜呑みにするだけではなく、あらゆる視点で静観していきたいです。
想定できるシナリオをできる限り考えておく。
年始の相場営業時間
私が取引している証券会社は
2024年の取引終了日は12/31(火)、2025年の取引開始日は1/2(木)です。
なお、12/25(水)は海外の主要市場が祝祭日にあたるため、取引時間が07:10~15:30までとなります。
15:30以降も発注(取消・変更含む)は可能ですが、約定はしません。
12/31(火)の取引は、1/1(水)06:55までです。
1/2(木)の取引は、1/2(木)07:10からです。
また入金などの制限もある場合もあるのでスムーズに入金ができず、証拠金が追いつかずに強制ロスカットなどのリスクも考えておくことが大切です。
各証券会社のお知らせもしっかり確認し、想定外の出来事を回避しましょう。
まとめ
当記事のまとめは下記の通りです。
●年末の閑散相場の立ち回りを想定しておく
●待つのも相場を体感し年明けのトレードに活かす
●各証券会社の営業時間を事前に確認しておく
では、皆様良いお年をお迎えください。
コメント